社会科学読書ブログ

社会科学関係の書籍を紹介

学者

 論文を書く前提として、関連分野の論文を読んでそれをまとめている。昨日はそのレジュメを教官に提出し、当該論文の内容を口頭で説明した。
 指導教官の先生は、刑法学者であるにもかかわらず、ウリクトやアンスコムヴィトゲンシュタインの後継であることを知っていたし、ウリクトの著作の書名も知っていた。さらには、当該論文で挙げられていた判例についても良く知っていた。
 学者たるものこうでなければならないのだろうな、と思った。私も学者になるのだったら、常に貪欲に知識を吸収していかなければならない。まあ知識の貪欲な摂取は今でも充分実行しているつもりだが、なんというか、心構えとして知識の摂取・理解に努めることを意識していた方がよい。単に知識を得るのが楽しいから知識を得るというのではたりない。知識の専門家であるという自覚を持って世界に対するのである。