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勉強会

 今日は仙台で勉強会でした。9時半から15時まで、昼食をはさんでハードにこなしました。勉強会をやっていると、だいたい4パターンくらいの状況が出てきます。

(1)自分も相手も分かっている
(2)自分は分かっているが相手は分かっていない
(3)自分は分かっていないが相手は分かっている
(4)自分も相手も分かっていない

 この中で、一番ためになるのが、(2)の自分は分かっていて相手が分かっていない場合です。このとき、僕は相手に対して相手がわかるように説明しなければなりません。これが知識の整理と確認になるわけで、場合によっては新しいアイディアもわいてきます。

 一番しんどいのが(3)の自分が分かってなくて相手が分かっているときです。そのとき相手が丁寧に説明してくれればよいのですが、その逆に僕も分かっていると誤解されてスピードアップされるのがしんどいです。無理にさえぎれるような雰囲気でないときや、無理にさえぎったんだけどどうしても自分が分からないときは、しんどいですね。

 (1)自分も相手も分かってるときは、特に検討することなく素通りしていってしまうので、知識の定着には役に立たないことが多いです。自分も相手も分かっている論点については、さらに掘り下げていって、問題点を見つけなければ生産的な議論はできません。

 (4)自分も相手も分かっていないときは、そこで考えて自分が分かればもうけものです。相手が考えてわかって、相手の説明に自分が納得できても生産的です。二人とも考えていながら二人とも結局わからないというのが、時々あって、お互いの課題にすることになります。