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外へ!

 若者は外に出ないとだめですよ! 僕はもうおっさんですが、老若男女問わず家にばかりこもっていると見えるものも見えなくなってしまいます。

 今日は温泉に行った後、自転車をもう一こぎして旧堀切邸というところを見てきました。まあ要するに、昭和初期の邸宅をのぞいてきただけなのですが、その邸宅の作り、敷地の構成の仕方、生えている植物、そこで働いている人たち、観覧客、そういう一々のありさまを観察するだけでだいぶ楽しかったです。あと広い敷地内を歩くことの楽しさ。歩くことによる心地よい上気と振動、大地の確かさ。その敷地には初めて行ったので、行くときは初めて通る道を通ったわけで、その真新しさもありました。帰るときには、役所の玄関で女性職員が数人で館内全部の大量のスリッパを掃除をしていて、玄関先にシートが敷かれていて、そこにきれいにされたスリッパが積み上げられていました。光の具合で街路樹の葉が印象派風になっていたりしました。

 これまで死んでいた感覚が、すべて蘇生したように感じました。外へ!