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青春の終焉

 私の青春はこの試験不合格によって終わった。そう感じている。年齢もあるが、それ以上に、ひたむきに何かを追求していく情熱、その極みがもはや終わったのだ。これからも追求は続いていくが、今までの熱はもうない。この一年間が、自分にとって青春だと思えたのは、とにかく法律が良く分からない状態で必死にあがいて、なんとか論文試験に対抗できるまでに自分を引き上げたからだ。基本書を読みまくって、論文の問題集を読みまくって、基本的な法理を網羅してしまった以上、これからは法律に関して自分の青春はもうない。私の本業は法律である以上、私の青春も終わったということだ。

青春は先週で終わった
発想は尽きない
どうしようもない方向で
いっちまっても
照れ笑いで再開

Syrup16g「ハピネス」より。私も「発想は尽きない」。このままいろんなことを思いついて、「どうしようもない方向」に進んでしまっても、いつかまた青春を思い出す日がやってくる。そのときは「照れ笑いで再開」するのだ。青春そのものではない。青春の似姿を。