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社会科学読書ブログ

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twitter

 twitterって、多分もうとっくにどっかの誰かが言ってると思うけど、現代社会を象徴してるよね。あふれかえる情報、高速で更新され、一つのものにゆっくりと時間をかけて取り組むことができない。twitterをやってる人に要求されるのは、そのあふれかえる情報といかにうまく対処するかだ。一つ一つに深入りしない。いちいち腹を立てない。そもそもtwitterをほとんど見ないでたまにつぶやく程度にする。情報の量が増える分だけ、その密度が薄まる。人間の受容力には限度があるから、量が多くなるだけ、情報は薄めなければならない。情報がどんどん希薄化されていく。twitter上でのコミュニケーションもそれゆえ希薄化される。すべて希薄化され、高速で処理されていく、そういう情報の舞台がtwitterである。

 そうすると、今度は自分のつぶやきまで希薄化されているということに気づく。自分をフォローしている人も、たいてい100人くらいはフォローしているのだから、自分のつぶやきなどろくに読んでいない。大方スルーされ、希薄化される。いくら自分にとって重要で深刻なことをつぶやいても、残酷に希薄化されるのだ。

 結局、情報の量と速度が圧倒的に増すことによって、発言の価値や人間関係が圧倒的に希薄化された舞台がtwitterなのだと思う。私としてはそこに異論を唱えたい。もっと一つ一つの些細なつぶやきにじっくりと耳を傾ける。そして、自分のつぶやきにももっと価値を持たせる。一つ一つ、小さなことを大事にしていく。私はそういう態度が好きだ。だが、現代社会がtwitter化されている以上、ある程度それに適応せざるをえまい。上手につきあっていく必要がある。濃密でお互いに尊重し合う関係は、リアルで構築すればいいのだ。気がかりなのは、リアルの生活までtwitter化されていきはしないかということ。人間そのものの価値が希薄化されていくことには私は耐えられない。

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