社会科学読書ブログ

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 僕は自分の魅力というものが肯定できない。自分には魅力がない。付き合ってくれてる人は、僕の魅力に惹かれたからではなく、むしろ可哀そうに思って僕と付き合っているのではないか。そんなことを思う。誰からも根本的には拒絶されていて、誰からも求められていない。そう思っている。世界というものはとても硬くできている。僕はそこに溶け入ることができない。愛情が無くても人間関係は作れる。そう思って人に声をかける。相手は好意で応じてくれる。それ以上は望まない。僕は嫌われ続ける。それも構わない。

 ・・・多分今のこういう考えがなくなったら、僕は本当に幸せになるのだと思う。まだ僕は幸せになれていない。もっと自信を持っていいのだろうか。もっと自分を愛していいのではないだろうか。ある女性に、以前、「人間としてとても魅力的だと思います」と言われたことがあって、その言葉を僕は宝物のように大事にしている。その言葉を思い返すと泣けてくる。積極的な自己否定はなくなったが、潜在的にはまだ自己否定が残っていて、この病を克服しないことには僕は幸福になれない。