私に大きな影響を与えたCD9枚を紹介します。
1.「COSMONAUT」BUMP OF CHICKEN
- アーティスト: BUMP OF CHICKEN
- 出版社/メーカー: トイズファクトリー
- 発売日: 2010/12/15
- メディア: CD
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バンプの癒しの力は凄いです。優しさで誰のことでも肯定する。歌詞は極めて抒情的かつ繊細で、とても味わい深く、メロディーは心に強く刻まれる印象的なものです。この文学性と音楽性が高度に複合したバンドが同世代にいることを誇りに思います。
鬱ロックの代表格としてのシロップ。青春の苦悩を甘いメロディーに乗せてここまで代弁してくれるバンドは素晴らしい。彼らの曲に涙し中毒した人たちは数多いのではないでしょうか。そんな人たちもみんなオジサンオバサンになってシロップを卒業していくのです。青春はきれいなことばっかじゃなくて、カオスそのものです。青春の混沌から永久に抜け出せない奴らがこいつらです。
- アーティスト: ACIDMAN
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2008/04/16
- メディア: CD
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生命や光をモチーフとした前進的なバンドです。独自の世界観と宇宙を持っていて、その力強い美学には勇気をもらえます。こいつらは決してへこたれない。どこまでもかいくぐって突き進んでいくバンドだと思います。割と抒情的で美しいメロディーも多いです。
4.「The Classic Years」Elton John
エルトンとの付き合いは古いです。僕は中学の時「Your Song」にひどく感動しました。その後、大学に入ってからいろんな曲を聴きました。名曲が多いですね。割とシンプルなことを歌っているけれど、普遍性のある曲ばかりです。
プログレからはこの一枚。フランスのプログレで、理知的で体系的。飽きのこさせない構成で楽しませてくれます。プログレって割とクセの強いものが多い感じがしますが、このアルバムは誰にでも勧められる中立性があります。
6.「ignition」The Offspring
パンクからはオフスプリングにご登場願いましょう。まずこいつらはパンクの王道を行っています。焦燥感に絶望、暴力、そういうものに突き動かされて突っ走ります。それよりも歌詞がまた深い。パンクならではの深まりがあってとても面白いです。きわめて哲学的です。
7.「Be Not Nobody」Vanessa Carlton
- アーティスト: Vanessa Carlton
- 出版社/メーカー: A&M
- 発売日: 2002/04/30
- メディア: CD
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ピアノ曲でオススメと言ったらこれ。とても瑞々しい曲がそろっています。ピアノの美質を最大限発揮させている楽曲。素晴らしいです。また、声もとてもきれいでうっとりします。その割にブラックな曲もカバーしてたり。まあ面白いですね。
8.「一番はじめの出来事」the cabs
残響レコードからは今は亡きこのバンドを紹介。残響レコードは非常に先鋭的なポストロック系のレーベルですが、このバンドはその申し子ともいうべき、複雑さと前衛性を備えていました。
9.「parallel park」tacica
- アーティスト: tacica,猪狩翔一
- 出版社/メーカー: SME Records
- 発売日: 2008/10/01
- メディア: CD
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もっと私を構成したアルバムはたくさんあるのですが、最後はこいつらで〆ましょう。動物を多く歌っていますが、そこに戯画化されているのはまさに人間の人生そのものです。人生にちゃんと肉薄している奴らとして紹介。