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職場のマウンティング合戦をどう回避するか

 草食系のおとなしい人ばかりの職場なら問題はありません。ところが、それなりに給料の高い職場だと、バリバリに野心を抱いている人が結構いたりします。そういう人に多いのがマウンティング傾向です。とにかく他人に負けたくない。何とかして他人よりも上に立って優越感を味わいたい。
 彼らにとって仕事ができることはとても重要です。あと仕事を大量にやっていることも重要です。質量とも自分は仕事をこなしている、そのことによって他人に対して優越感を持とうとします。
 彼らにとって能力のある人材は脅威です。なぜなら彼らのプライドをへし折るからです。自分よりできるやつが自分の部下としてやってきた暁には、何とかして部下をつぶそうとします。管理職レベルになるとこういうことも少ないのですが、中間管理職あたりだとこういう傾向が強いです。そこでパワハラを行ってしまう中間管理職が後を絶たない。
 私は東大卒、東北大院卒です。ところで職場の平均学歴は地方国立大学です。そういうこともあり、評価される一方いろいろと足を引っ張ってくる連中もいました。ですが、一番困ったのが野心的な中間管理職からのパワハラです。とにかく相手に優越していない時が済まない中間管理職が東大卒の私をつぶしにかかってくるのです。
 結局、私はより上位の職の方に相談して場を収めましたが、優越感を求める人間の心理は止むことがありません。で、結局何が必要かというと、自分が高学歴であるならば高学歴にふさわしい実力を身につけて文句を言わせないということです。私は採用間もない時期にパワハラに遭いましたが、その頃はまだ実力がついていなかった。そこに付け込まれたのです。ですが、学歴に見合った実力がある人間には誰も何も言いません。そこまで自分を高めるということが大事なのです。
 結局、職場のマウンティング合戦への対処法は、自らが真の実力者となることだと思っています。そして常に低姿勢で相手のプライドに配慮すること。うまくやっていきましょう。