社会科学読書ブログ

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2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

民事責任と刑事責任

人を殺せば殺人罪に問われ、また不法行為責任を負い損害賠償をしなければならない。だが、これはひとつの行為に対して二重の罰を与えていて不合理なのではないか。懲役刑を受ければもうお金は払わなくても良い、あるいは、お金さえ払えば懲役刑は受けなくて…

通説である控除説によると、行政権は、国家の作用から立法権と司法権を控除した残り、ということになってるけど、実は逆じゃないのかなあ。つまり、国家の作用というものは元来すべて行政権であって、行政権のうち特殊な性格を持つものを立法権、司法権とし…

やばいなあ、最近軽く鬱入ってるよ。夏休みも終わりごろ低調だった。鬱が入るとなぜか食欲がわく。せっかく春休みに入って少しやせたのに体重が戻るのは嫌だなあ。こういうときはいろんな人に元気をもらうに限る。でも結局時間が経たないと元に戻らないんだ…

主張責任と証明責任が乖離したら?

さて、原告が請求を立て、請求原因が真偽不明だったとき、すなわち、原告の証明が不十分で、請求原因の「真実の高度の蓋然性」が得られなかったとき、その請求原因は偽とされ、請求は棄却される。つまり、原告には主張責任も証明責任もある。 だが、もしも、…

休み

今日はやる気が出ず勉強を休みました。論文集を読んだり、好きな本を読んだりしました。小津安二郎の「早春」を観たのですが、これは不倫の話で、不倫がいつばれるかという緊張に耐えられず、途中で観るのをやめてしまいました。でもいまひとつ気分が晴れま…

失踪宣告の特殊性

主要事実と法律効果は異なる。主要事実とは、「原告は被告に対し、平成20年3月17日、甲土地を代金5000万円で売った。」という、法的評価の入り込まない生の事実である。それに対して法律効果は、そのような主要事実から法を介して引き出される効果…

落ち込みそうになったときは、とにかく自分を肯定するといいみたいですね。昨日は友人の成績を聞いて、自分の成績の悪さに改めて落ち込みそうになったのですが、ヤバイと思って慌てて自分を肯定することを実際に言葉にしていくつも挙げたてました。そしたら…

なんとなくストレスがたまっている気がする。勉強が長続きしない。12・13と実家に帰ったのに。追試でのストレスを癒さないまま勉強モードに突入したからだろうか。土日はゼミがあるので、月曜日、一日何もしないで過ごそうかな。 そういえばスクランブル…

進行状況

択一は、一番進んでいるのが刑訴で、次が刑法である。といっても、5、60ページくらいしか進んでいないが。刑事法はまじめに勉強した甲斐があって、すいすい進んでいく。その点憲法は、前文やら天皇やら主権やら、いい加減に済ましてきたところが先頭にあ…

論文

法律の教科書は余り面白くないが、論文は面白い。 高橋宏志「重点講義民事訴訟法」、井田良「変革の時代における理論刑法学」、平井宜雄「損害賠償法の理論」を少しずつ読んでいる。 「重点講義」は試験の役に立ちそうだが、後二者は役に立ちそうにない。そ…

「象徴」としての天皇

憲法1条 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。 憲法学における「象徴」は、 (1)目に見えないものを目に見えるもので表すことであり、 (2)象徴されるものと適切な関係を結び、 (3…

談合罪の特殊性

談合罪(96条の3第2項)における「談合」とは、公の競売・入札において、競争者が互いに通謀して、ある特定の者をして契約者たらしめるために、他の者は一定の価格以下または以上に入札しないことを協定することを言う(最決昭28・12・10)。だが…

進級

おかげさまで無事進級できるようです。一時はどうなることかと思いましたが。テミス(ギリシア神話の法の女神)は僕を見放していなかった!! K事法のT試は修羅場でした。何よりも勉強がしんどいし、試験のときもプレッシャーが違います。二度とあんな経験…