社会科学読書ブログ

社会科学関係の書籍を紹介

2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

危険、注意

これからこのブログの内容はどんどん専門的になっていくと思われます。今まで書いてきた記事は、せいぜいしほうしけん受験生が備えるべき程度の知識を前提に、幾分発展させたものにすぎません。ところが、最近専門的な本ばかり読んでいるので、思いついたり…

農業

農業を馬鹿にしてはいけません。僕の実家は専業農家で、年収300万程度ですが、子供3人を大学に行かせました。兄は自宅通の国立大だったからそんなにかからなかったけれど、私は東京の一人暮らしだったし、妹は美大でした。その上僕は大学院にまで行って…

天才

ベッカリーアやケルゼンを読んでいると、こいつらとてつもなく頭が良いぞ、と感心してしまう。こういう天才たちによって歴史は動かされてきた。天才じゃない自分にはいったいどこまでできるのか。 私は大学入試センターの適性試験で上位2%だったが、逆に言…

美しすぎて

思えば大学を出てからずっと法律の勉強のプレッシャーの呪縛のもとにありました。法律の勉強を、予備校の粗悪な教材で始めた頃は、何が面白いのかさっぱり分からなかった。そういう勉強をしなければならない大変さがありました。大学院では制度に振り回され…

手続

いつも思いつきばかりで申し訳ないが今回も思いつき。敗訴当事者が判決の効力を受ける根拠を、その当事者が訴訟において手続保障を受けたことに求める見解がある。刑事事件だったら、検察官の主張が真実だとという心証を裁判官に抱かせないように被告人に防…

今読んでる本

法律学・政治学・法哲学関係で。・団藤重光『法学の基礎』 ・団藤重光『刑法綱要総論』 ・団藤重光『刑法綱要各論』 ・ハート『法の概念』 ・ケルゼン『純粋法学』 ・カウフマン『法哲学』 ・内藤淳『自然主義の人権論』 ・島田総一郎『正犯・共犯論の基礎理…

外へ!

若者は外に出ないとだめですよ! 僕はもうおっさんですが、老若男女問わず家にばかりこもっていると見えるものも見えなくなってしまいます。 今日は温泉に行った後、自転車をもう一こぎして旧堀切邸というところを見てきました。まあ要するに、昭和初期の邸…

不作為の自由

「何もしなくていいんだよ」と自分に言い聞かせて幸福感を味わっている。つかの間の休みを謳歌しよう。適当に哲学や小説や評論などを読んで、音楽を聞いている。買い物に出かけたり、温泉に行ったり。 表現の自由や信教の自由など、人権というと作為の自由み…

休もう

今週は結局休もうと思います。来週から専門の勉強を始めます。この休みで、これまでの疲れを洗い流そうと思います。 団藤博士の総論と各論、法学の基礎を注文しました。ああ、刑法研究者Strafrechtsforscherになるんだなあ、という、後戻りできない感じと、…

楽に生きない

私は、あるとき、ある人から、「もっと楽に呼吸をしてはいいのでは? と思うことがありました。」と言われたことがある。傍目にも私は楽に生きていないようだ。また、以前書いたが、あるときには、ある人から、「analysis_nzさんってもっと屈折していると思…

期待しない

友人と話したら、自分のミスや論じ落としたところがいくつか判明した。もう落ちたと思っていよう。やるべきことは、問題演習だと思う。今回の試験対策では問題演習が十分できなかった。基本的な論点は分かっている。それを具体的な事例でどう生かすかについ…

虚脱感

この虚脱感は何だろう。私は目標を失ってしまった。目標を達成するために自分に義務を課す。いわば目標は義務を絶えず生産するのである。そしてその義務の履行において私は目標の達成に近づいたことを確認し充実感を得る。ところが、目標が存在しないと義務…

完全に脱力した。だが試験で辛かったのは択一が終わったあとだけ。論文書くのは楽しい。あとからミスに気づいたりするけど。択一が通ってたら神に感謝するだろうな。 俺もこれまでよく頑張ったよ。他学部から国一を経て既修へ。法律もよくわからないままスケ…

終わった

試験終わりました。終わったら、自分の地位が全くゼロになったと感じました。これまではしほうしけんじゅけんせいだった。だが、その身分すら剥奪されたように。急にバイトがしたくなりました。身分が欲しくて。実際落ちても、もう試験だけに専念することは…

自慢したいこと

今日は田村善之「論点解析 知的財産法」を、1ページから271ページまで読みました。全28問のうち23問を終わらせ、残りは明日の朝やります。なんか初めて本当の「受験勉強」をした感じです。しかし、いい教材ですねえ。これを読まなかったらどうなって…

しかし思うのだが、択一と論文は分けて実施してもらえないものだろうか。択一を落としたと感じている人間にとって、採点もされないであろう論文を書くのは無駄に思えてならない。択一合格者にのみ論文試験を課す、そうしてもらいたい。無駄に論文書きたくな…

今朝は、何かの仕事をしていて、それを兄に助けられる夢を見た。誰かにすがりたかったのかな。どこかで兄を頼りにしているのかもしれない。択一全然できなかった・・。俺多分落ちたわ。民事系時間なさすぎ。将来のことを考えないと。才能がないのかもしれな…

やったこと

結局判例百選、論文基本問題120選は完全に終えることはできませんでしたが、8〜9割は終えることができました。 今日は要件事実と選択科目をやっていました。 ボールペンを用意したり、鉛筆を削ったり。不思議と心は静かです。 友人から電話がかかってき…

試験は面倒なものでしかないが、サディスティックに臨もうと思う。あらゆる悪意と憎しみをこめて、試験を打ち負かそう。落ちたら、試験の方が強かった、ただそれだけのこと。

自分の「居場所」なんてあった事がなかったなあ。自分の居場所を社会の中に確保できなかった自分は、結局自分の居場所を勉強や読書・音楽・文学の中に求めようとした。他人が数人で和気あいあいとしているのを見ていると、正直破壊したくなる。いや、破壊し…

なんかですね、やることやってからものを言え、と思うんですね。大学に行ってもろくに勉強しないで遊びまくっているが、口だけは達者で偉そうなことばかり言っている人がいたりしますね。僕は大学中退というのが好きではないのです。僕の大学時代はひどいも…

親に博士課程進学のことを話すといつも難色を示される。早く金を稼げるようになれ、というのが両親の切なる願い。もう歳だから。「もう疲れた」というのが母親の率直な意見。だが修習も貸与制になるからひどく金がかかる。一人暮らしだしね。それよりも院生…

すごく嫌な夢を見た。朝起きたら疲労感がある。最近テンション高かったからな。勉強はもう主要な分野については終わっている。少し雌伏していよう。本番でまたテンションが上がるように。

試験に受かったら自分はもっと安定するのではないだろうか。もっと楽になれるし、もっと自信が持てるし、社会的な評価も得られる。不安定な状態だと余計なことを考えすぎるのだ。もちろん余計なことも実際はとても重要なことだったりするのだが。この一年だ…

他人のことを思いやるよりも、まず自分を思いやった方がいい気がする。他人を治療するよりも、まずは私自身を治療しなければ。私はとても病んでいる。人のために尽くす前に、まず自分を治療しなければ。こんなんじゃ人のためにもなれやしない。

読了

論文基本問題行政法120選読了。実は結構前に商法120選の会社法部分も読了していた。手小切・商法総則商行為は論文ではまさか出ませんよね? ぎりぎり間に合いそうな気がしてきた。 関係ないけど、結局自分は理解されなくてもいいんだと思う。ただ、理…

降りた・六法

最近六法を引くのが楽しいんですけど! 実は僕は国一の勉強してたとき、六法を全く引きませんでした。国一は論述試験でも六法が使えないのです。それでも上位合格できる試験なんですから恐ろしいですね。大学院のときはいやいやながら引いてました。でも、去…