社会科学読書ブログ

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2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

今井道夫『生命倫理学入門』

生命倫理学入門 (哲学教科書シリーズ)作者: 今井道夫出版社/メーカー: 産業図書発売日: 2005/02メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 21回この商品を含むブログ (6件) を見る 人が、受精して、胎児となり、生まれ、生き、病気にかかり、死ぬ、それぞれをあり…

twitter

最近ろくな記事が書けていない。呟いているだけならtwitterでやればいい。私がtwitterができないのは、(1)他人の直接的な声の氾濫に耐えられないこと、(2)構成していない文章を安易に公表することに抵抗があること、(3)相手とのやり取りが中途半端…

いかんいかん、なんでこう夏の夕方は憂鬱になるんだろう。択一の力は確実に身についているはず。そういえば今度民事系の模試を受ける。その結果次第で希望も見えてくるんじゃなかろうか。新司の過去問解いてるけど、半分も当たってない気がする。間違えた分…

この歳で浪人するのは本当につらい。とにかく希望が欲しい。確かな希望が。余計なことを考えずにひたすら勉強すればいいのだろうが、いろいろ余計なことを考えてしまう。自分を信じるしかないのだが、あまり自信がない。自分を信じて希望を持つための材料が…

悪について

法律学のおける悪と、道徳における悪では異なると思われる。また、倫理学における悪とも異なる。法律学における悪とは、恐らく実定法規の命じる規範に違反することだ。倫理学における悪とは、それぞれの倫理的な立場における基準に比較して決定される。例え…

専門

択一の勉強が退屈になってきた。こんな細かいこと覚えてどうすんだよ、とか思い始めた。初めはあんなに楽しかったのに。それに、一度大枠は理解できているところだから、新しいことを学んだという新鮮味に乏しい。確かに択一は一つの正義の形だけれど、そこ…

仕事

暑いので、ふと、「勉強なんかやめてやる!」と思った。生まれて初めてだ。これまで勉強というものは、私をやんわり拘束していただけなので、やめる気になればいつでもやめることができた。だから、取り立てて「やめてやる!」などと言う必要はなかったのだ…

パーソン論

胎児が「人」となる時期について、民法は全部露出説、刑法は一部露出説をとっている。「人」となれば、法文上「人」に与えられている利益が享受できるのだ。さらには、堕胎罪の保護法益は第一次的には胎児の生命である。刑法は胎児の生命まで保護しているの…

暑い

暑いのでやる気が出ない。暑いときに勉強した者は罰する、みたいな法律があったら堂々と休めるのにな。いつも思うのだが、人間の欲求と法律ってどういう関係にあるんだろう。人間は物を食べたいし、眠りたい。失敗はしたくないし、長時間働きたくない。欲求…

憎しみ

学問を愛しているうちはまだ半人前なのだと思う。学問を深く知れば知るほど、学問を憎む材料がたくさん見つかってくる。私はまだその段階に達していない。ただ、学問は楽しい、学問は認識を深める、学問は自分に合っている、そう思っている。私はまだ学問を…

夏の夕方が苦手。すべてが虚しく感じられる。法律も、文学も、芸術も、哲学も、何もかも。特に今日は勉強を休んでいるから、なおさら充実感がない。特に映画を観てしまって感傷的になっているからなおさらだ。明日からまた気合を入れ直して勉強しようと思う…

運動

早くも夏バテです。でも不思議な夏バテで、精神的な夏バテとでも言いましょうか。精神的に疲れてぐったりしているときには、寝るのではなくむしろ動いた方が元気になると発見。自転車であちこち回ってきたら元気になりました。運動不足の人間が疲れたときは…

うう、やっぱり俺、どうしようもないごくつぶしだ。もっと節約しよう。積読本が山ほどあるじゃないか。それを読んでから本を買おう。今ある本を読み切るだけで何十年とかかりそうだ。

体制とか反体制とかそういうポーズで気取っているようでは甘いのだと思う。法学徒たるもの、本当の正義を実現しなければならない。それは体制や反体制などという、権威主義・冷笑主義では実現されない。あるがままの法をとりあえず受け入れて、それを批判的…

短答式試験の存在意義

未成年者の婚姻には父母の同意が必要だが、同意なくして届け出が受理されると、その婚姻は取り消せない。この知識を問う肢があった。これでは同意を要求した趣旨が貫徹されないのではないか。それで基本書を読むと、やはり立法の不備であると書かれてあった…

自由意思

平野龍一は『刑法の基礎』で次のように書いている。 刑罰も、人間のもつ法則性を利用して、将来行為者および一般人が同じような事態のもとで犯罪を行なわないように新たな『条件づけ』を行おうとするものにほかならない 一般に刑法的非難の根拠は、行為者に…

非難

刑事責任は行為者への非難によって根拠づけられるとされるが、この非難というものも、いくつかの段階で別々に観念することができる。 行為者は、まず、(1)非違行為についての意思を抱く。次に、(2)規範障害を乗り越える。さらに(3)実行行為をする。…

なぜ帰属意識がなかったのか

私の失敗が、私がしほうしけん業界に帰属意識を持っていなかったことに由来することを書いたが、ではなぜ私は帰属意識を持っていなかったのか。その理由は、私の反体制的な気質による。 短答式試験で要求されるのは、国家が採用している法制度、裁判所が採用…

へこみすぎ

帯状疱疹ができました。なんでも免疫力が低下したときになるらしいです。右腹が痛くて、はじめ胆石かと思って内科に行ったのですが、なんともないと言われて、じゃあろっ骨にひびでも入ったんだろうと思っていたら、今日になって赤い疱疹が腹に出てきました…

早く就職したい。他人に飯おごりたい。幸せな家庭を築きたい。そのためにも試験に受からねば。 たくいつの憲民刑の旧司の過去問の量が半端ない。ここまでやる必要はあるのか。新司だけでも遅々として進まないのに。 大屋雄裕先生の『法解釈の言語哲学』がか…

前進

衝撃のほとぼりも冷め、憂鬱もなくなってきたし、月も改まったので、心機一転してがつがつ勉強しようと思う。もう過去は振り返らないことにしよう。敗因分析と、意識改革は十分行った。とにかく前進あるのみ! なんか少しずつ希望が見えてきた!