社会科学読書ブログ

社会科学関係の書籍を紹介

2012-01-01から1年間の記事一覧

市川浩『身体論集成』(岩波現代文庫)

身体論集成 (岩波現代文庫)作者: 市川浩,中村雄二郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2001/10/16メディア: 文庫 クリック: 5回この商品を含むブログ (2件) を見る 世界は身体との関係で意味を持ち、身体の在り方に従って分節化される。と同時に、身体もまた…

森村進『自由はどこまで可能か』(講談社現代新書)

自由はどこまで可能か=リバタリアニズム入門 (講談社現代新書)作者: 森村進出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/02/20メディア: 新書購入: 16人 クリック: 321回この商品を含むブログ (90件) を見る リバタリアニズムとは、個人の財産権、経済的・精神的・…

児玉聡『功利と直観』(勁草書房)

功利と直観―英米倫理思想史入門作者: 児玉聡出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2010/11/26メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 61回この商品を含むブログ (17件) を見る 本書は、倫理学における対立を、功利主義と直観主義との対立という観点から詳述してい…

菅野盾樹『人間学とは何か』(産業図書)

人間学とは何か (哲学教科書シリーズ)作者: 菅野盾樹出版社/メーカー: 産業図書発売日: 1999/05メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見る 本書は、様々な哲学者の思想を縦横無尽に利用しながら、著者自身の意見を論争的に導き出して…

多木浩二『ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」精読』(岩波現代文庫)

ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」精読 (岩波現代文庫)作者: 多木浩二出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2000/06/16メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 91回この商品を含むブログ (85件) を見る 複製技術は、芸術作品の一回限りであるという歴史性(ア…

梅田望夫『ウェブ進化論』(ちくま新書)

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)作者: 梅田望夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/02/07メディア: 新書購入: 58人 クリック: 943回この商品を含むブログ (2375件) を見る 本書は、ウェブ社会が到来したことによって、テクノロ…

野家啓一『物語の哲学』(岩波現代文庫)

物語の哲学 (岩波現代文庫)作者: 野家啓一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2005/02/16メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 68回この商品を含むブログ (52件) を見る 本書は、歴史を物語りとしてとらえ、その上、科学と文学と哲学の境界を緩やかなものとして…

伊藤邦武『経済学の哲学』(中公新書)

経済学の哲学 - 19世紀経済思想とラスキン (2011-09-25T00:00:00.000)作者: 伊藤邦武出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2011/09/22メディア: 新書 クリック: 21回この商品を含むブログ (9件) を見る 本書はラスキンの経済思想が、19世紀において主流の…

三木義一『日本の税金』(岩波新書)

日本の税金 新版 (岩波新書)作者: 三木義一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2012/03/23メディア: 新書購入: 3人 クリック: 34回この商品を含むブログ (9件) を見る 日本の税制がどうなっているのか、どういう問題と課題をはらんでいるのかをコンパクトにま…

中嶋嶺雄『国際関係論』(中公新書)

国際関係論―同時代史への羅針盤 (中公新書)作者: 中嶋嶺雄出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1992/12メディア: 新書購入: 2人 クリック: 6回この商品を含むブログ (8件) を見る 国際関係論の理論についてはそれほど詳しく書かれていない。国際関係が政治経…

西村貞二『教養としての世界史』(講談社現代新書)

教養としての世界史 (講談社現代新書 80)作者: 西村貞二出版社/メーカー: 講談社発売日: 1966/06メディア: 新書購入: 3人 クリック: 85回この商品を含むブログ (2件) を見る 世界の主要な歴史的事実を、網羅的に拾い上げている感じ。それぞれの民族や国家の…

高島善哉『社会科学入門』(岩波新書)

社会科学入門――新しい国民の見方考え方 (岩波新書)作者: 高島善哉出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1954/06/20メディア: 新書 クリック: 5回この商品を含むブログ (9件) を見る 社会科学は社会を対象とする経験科学であるが、その対象である法や経済・政治…

中山元『フーコー入門』(ちくま新書)

フーコー入門 (ちくま新書)作者: 中山元出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1996/06メディア: 新書購入: 12人 クリック: 65回この商品を含むブログ (79件) を見る フーコーは、現在我々の立っている視点、我々にとっての真理、それが決して自明なものではなく…

熊野純彦『レヴィナス入門』(ちくま新書)

レヴィナス入門 (ちくま新書)作者: 熊野純彦出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1999/05メディア: 新書購入: 5人 クリック: 38回この商品を含むブログ (42件) を見る レヴィナスの思想に頻出する枠組みは、「遅延」という枠組みである。主体は「私の存在」に…

はじめまして

これからこの場所では社会科学関係の書籍を紹介していきたいと思います。よろしくお願いします。

ていうか一回受けてるから分かるけど、あれだけの試験をまともに受ける気力が無いぞ。地獄のような4日間じゃないか。さくっと進路変更してしまおうか。ああ、このブログも、ゆくゆくは刑法と法哲学の研究のためのブログになるはずだったのだが、いずれ削除…

やばい、マジ受けたくない。受けなきゃ⇔受けたくないの葛藤で死にそうだ。端的に元気が無い。というか、こんな風に体調崩してまでやる試験なのか、これは。元気が欲しい。単純に元気が欲しい。

それより、根拠のない自信・希望を持とうか。何とかなるかもしれない。だったらいっちょやったりますかー。などと右往左往していて我ながら面白い。

この試験から逃げたい気分が強くなってしまったので、ちほうじょうきゅうの方がよっぽど大事で、こっちはまったくどうでもいい、と思うことにした。全くどうでもいいのだから、気軽に受けて、結果も気にしない。受けた体験は大事だ。

試験の途中で体力が切れないかが一番心配だ。

まあ気楽に受けて来ようと思う。それだけ。

進路

だいたい進路を決めました。今年受けて、6月上旬にたくいつの発表がありますね。それがあまりに悪く、あと一年勉強してもとても受からないだろうというときは、6月24日のちほうじょうきゅうの試験を受けることにします。ちほうじょうきゅうといっても、…

医者

医者行ってきました。軽症うつですらなく、単なる疲労のようです。長年の疲労。今年はとりあえず気軽に受けてみて、来年も受験する気持ちでいようと思います。

どうやら私は「軽症うつ」というものみたいです。静養することで治るとのこと。そんなに憂鬱とかないし、否定的な気分もないのだけれど、なんか今一つ意欲と集中力に欠ける。疲労によるもののようです。火曜日に医者に行ってきます。

うつの治療は十分な休養と薬物療法らしい。心身ともにエネルギーが枯渇、とかまさに俺のことじゃねえか。来週医者に行ってくるので、そこでどう診断されるか。セルフチェックでは、うつの可能性はそんなに高くないみたいだが。

ここまで長引くということは、うつかもしれん。確かに、しばしば風呂に入るのが億劫だったり、音楽が楽しめなかったりした。いよいよ発症したか。めんどいな。だが原因は試験のプレッシャーだということは分かりきっているので、そこさえ乗り越えれば治る気…

友人に、気合を入れて休むように言われた。確かに、休む休むと言っていながら途中で始めてしまい、結局軌道に乗り損ねるということを繰り返してしまった。もう観念して徹底的に休むべきでは。本試験での体力切れが一番怖い。 なんかこの時期ってみんな体調を…

18年度民事系、はじめの13問まで来たが全問正解だ。だがやはり体力がない。本番に備えて休んどいた方がいいのかも。

18年度公法系63。良くはない。肢別で一度は見たはずなのだが、すべて初見の感じがした。知識の穴はまだまだある。

床屋行ってきたら、ふと、こんなことしてる場合じゃねえ、という気持ちになりました。明日から再開します。