社会科学読書ブログ

社会科学関係の書籍を紹介

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

柴田久『地方都市を公共空間から再生する』(学芸出版社)

地方都市を公共空間から再生する: 日常のにぎわいをうむデザインとマネジメント 作者:柴田 久 発売日: 2017/11/19 メディア: 単行本(ソフトカバー) 公共工事はバラマキであるとか不平等であるとか箱モノを作るだけとか批判されてきたが、それは公共工事に…

千葉雅也『勉強の哲学』(文春文庫)

勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版 (文春文庫) 作者:雅也, 千葉 発売日: 2020/03/10 メディア: 文庫 学校を出て仕事に就いてからも、いろいろと見識を深めたいと思う人は多いだろう。だが、いざ勉強をするとなると、どこから手をつけていいか分から…

木澤佐登志『ニック・ランドと新反動主義』(星海社新書)

ニック・ランドと新反動主義 現代世界を覆う〈ダーク〉な思想 (星海社新書) 作者:木澤 佐登志 発売日: 2019/05/26 メディア: 新書 人間たちは、互いに共存共栄し合い、人間という種族の繁栄を期するために日々生活し様々な政治活動を行う。たぶんこれは多く…

森岡孝二『雇用身分社会』(岩波新書)

雇用身分社会 (岩波新書) 作者:森岡 孝二 発売日: 2015/10/21 メディア: 新書 非正規雇用によるワーキングプアの問題はつとに指摘されてきた。『蟹工船』がベストセラーになったりする背景には、労働者の人権が十分保障されていない現代への不満がある。だが…

中原淳他『残業学』(光文社新書)

残業学 明日からどう働くか、どう働いてもらうのか? (光文社新書) 作者:中原淳,パーソル総合研究所 発売日: 2018/12/12 メディア: 新書 働き方は人それぞれ、残業についての考え方も人それぞれである。だが、残業というものをデータとエビデンスと論理に基づ…