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仙台

 今日は仙台に行ってきました。最近気分が落ち込んでいたので、とてもいい気晴らしになりました。

 午前中は美術館に行き、大学院時代の友人といろいろしゃべりました。友人と僕とでは、根本的な価値観と、受験に対する態度が異なり、それが面白かったです。僕が「生産性」を重要視しているのに対して、友人は生産など必要ないと考えています。僕がたいていの出来事を何らかの意味で生産的であると還元して価値を見出すのに対して、友人は破壊のための破壊でいいのではないか、目的の実現などいらないのではないか、と言います。僕が学問と試験勉強の折り合いをどこで付けるか難しいと考えているのに対して、友人は初めから試験勉強と割り切っています。自分の立場が相対化されたことが僕にとってはとても「生産的」でした。

 お昼御飯は、研究大学院の知り合いの方と一緒に食べて、研究の話や先生の話、就職の話などを伺いました。博士課程を出た人はたいてい就職できていることを知り、希望が持てました。結果無価値論が台頭した歴史的事情や、その方の研究テーマの話などが、面白かったです。クラシック音楽の話などもできてよかったです。その方は情報収集型で、新しいことを作り出すタイプではないとのこと。僕はむしろ新しいことを作り出したがる人間なので、そこの違いも面白かったです。

 しばらく低調が続くと思いますが、休みたいときは休んで、なんとかこの精神的な「不況」を乗り越えようと思います。