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才悩人応援歌

 bump of chicken「才悩人応援歌」より引用する。

大切な夢があった事 今じゃもう忘れたいのは
それを本当に叶えても 金にならないから

 研究は大切な夢だった。だがそれを叶えても金にならない。それでも研究を選べるか。適性の問題が一番大きい。自分は実務に適しているか、研究に適しているか。そもそも大学院に進学したのも、金にならない夢を実現するためだった気がする。だが、私はまだ夢を忘れたくはない。

痛いって程解ってた 自分のためのあなたじゃない

 私のためにいろいろ尽くしてくれる人。私を気遣ってくれる人。私を愛してくれる人。それは本当に少ない。「私のための人間」なんて本当にいないと思う。それでも自分に配慮してくれる人を求めている。でもどの人もそうじゃないってことは痛いってほど解ってるんだ。

生活は平凡です 平凡でも困難です

 全く困難だ。自分を肯定し続けるのが何よりも困難。はたから見れば平凡かもしれないが、しばしば絶望しているぞ。

声援なんて皆無です 脚光なんて尚更です

 「頑張ろう」とか「頑張ってください」と言ってくれる人はいるが、「声援」ほど熱い言葉をかけてくれる人は皆無だなあ。脚光なんて全くないぞ。

 まさか自分がこの曲に痛いほど共感するとは思わなかった。今まで何度も聴いていたが全く共感しなかったのに、今日聴いたら全く自分のことのように思えた。自分の才能を肯定し続けることは難しい。

 まあ、結局はあまり深く考えないことだ。悩む暇があったら勉強する。勉強していれば悩みなど忘れる。こういう曲は有害だなあ。自己否定を加速させるよ。もっと前を向こう。もっぱら初期のacidmanでも聴いていよう。