社会科学読書ブログ

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 試験に受かったら自分はもっと安定するのではないだろうか。もっと楽になれるし、もっと自信が持てるし、社会的な評価も得られる。不安定な状態だと余計なことを考えすぎるのだ。もちろん余計なことも実際はとても重要なことだったりするのだが。この一年だいぶいろいろ考えた。今まで制度の圧力に追われてばかりで、大切なことをちゃんと考えていなかった気がする。大切なことについていろいろ考えることができたのは良かった。だが、それは苦しい事でもあった。人生に埋没するのはとても苦しい。人生なんてサーフボードで上っ面だけを滑っていればよいのだ。ダイビングして潜り込む必要はない。酸素が足りんのですよ。この一年は永遠の酸欠状態だった。苦しさだけだった。なんか本格的に「文学者」になってしまった。ドストエフスキーとかキルケゴールハイデガーに心酔するくらいだしね。