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疲れ

 朝、問題集を開いて解こうと思ったのだが、どうしても文章が頭の中に入ってこない。まだ二日しか勉強していないのだが。私は三日勉強して一日休むというサイクルだから、これは困る。三日前まで連日実家の家業の手伝いをしてたから、その疲れが来たのかもしれない。

 手伝いというのは桃の収穫である。ところが面白いことに、農作業と法システムというのは結構似ているのだ。まず桃が収穫される。この桃は一つの事実である。そしてそれがトラックへと運ばれて、そこで選別される。農協に出すものと、キズもの、贈答用の優良なもの。つまり、一定の基準に従って、桃をどう扱うかをある程度裁量的に決定するのである。この仕組みは、事実が生じたときに、行政庁が効果裁量を発揮してどのような効果を発生させるかを決定するのに似ている。あるいは、事実に対して裁判官がどのような判断を下すか。また、収穫・運搬・選別という一連の作業には効率性が要求される。限られた時間でなるべく多くの桃を収穫しなければいけない。それゆえ、収穫・運搬・選別の手続にはいろんな工夫がなされる。これは、行政庁や裁判所が、事実をいかに効率的に処理するかという発想と似ている。

 ま、とりあえず今日は休む。というか、評論を二つ書かなければいけないので、その時間に充てようと思う。