社会科学読書ブログ

社会科学関係の書籍を紹介

戦え

 ろーすくーるに行くと、みんな必死に戦っている人ばかりだったからそれが当たり前だと思った。特に私は公務員試験程度の知識で既修で入ったから苦労が半端なかった。公務員試験と司法試験では、勉強の仕方も試験科目も違う。だが、ふと世の中を眺めてみるとどうもみんな戦っていない気がして、「お前らもっと戦えー!!」と言いたくなる。だがみんなそれなりに苦労しているし、無駄に戦う必要もないんだろう。戦わなくても生きていけるなら、それで幸せならそれが一番いい。みんな、そのまま気楽に暮らしていけばいいのだ。

 自分の生き方を他人に押し付ける権利はない。そんな権利はいったいどこから出てくるんだ? 表現の自由か? だが表現の自由は価値観の押しつけ、相手を説得すること、まで保障しているようには思えない。価値観の押しつけは企業などでは普通になされていると思うし、教育の現場でもなされている。だが、それを直接法的に規律している法律などはないのではないか。ここは面白いな。説得とか価値観の押しつけを法的にどう構成するか。