形式的な反省だけでは犯罪の真の解決にはならないとする本。犯罪加害者は、犯罪被害者に対して否定的な感情を抱いていることもある。被害者に対して否定的な感情を抱いたまま、形式的に反省させても真の反省にはならない。一度否定的な感情を吐き出させると、被害者への否定的な感情が薄まり、真に被害者に寄り添った心からの反省が可能になるとする本である。犯罪の真の原因は幼少期に受けた虐待やいじめであるケースが多いとのこと。
被害者への否定的な感情だけでなく、加害者は自らの感情を抑圧せずに一度吐き出す必要があるのかもしれない。被害者も様々な感情で渦巻いているだろうが、それは加害者も同じである。自分の内面を一度吐き出したり整理したりすることで、心に余裕ができて、真の謝罪や反省や償いへとつながっていくのであろう。自分の内面の混乱を抑圧したままでは、真の謝罪や反省や償いへとは至らないのかもしれない。
