新しいリベラルという新しい政治的潮流が台頭してきたとする本。旧来のリベラルは、日米安保反対、憲法9条改正反対、天皇制反対、従軍慰安婦問題への謝罪を基軸としていた。だが、最近台頭している新しいリベラルは、人口の23%を占め、人的資本形成のため成長を志向するものへの政府の支援、次世代支援、子育て・教育の充実、女性活躍のためのハンディキャップの補償を基軸とし、社会的投資を基本的な態度としている。
本書は新しいリベラルという政治的潮流を提唱し、その政治的多数性や時代との親和性、主な特徴と主な支持層について分析している。保守とリベラルについてはたくさんの言説が費やされてきたが、それらの議論に一石を投げかけるものである。ギデンズの第三の道に主に対応するとされる新しいリベラルは今後の多数派として注目される。
