結婚の意味合いについて深く分析している本。かつて結婚は、主に父系社会で家系の維持のために子に父を割り当てることに主眼があった。母は誰であるか分娩の事実より明らかであるが、父は比較的わかりにくいので、結婚の事実をもとに父を決めていた。そのほかにも、家族的集団の間での関係構築の手段であり、生殖を通じた生産力の確保だった。だが、次第に結婚の要素の中で、性愛関係や共同性が主にクローズアップされることで、結婚の意味合いは変わってくる。性愛関係や共同性が結婚の主な要素だとすると同性婚も可能になる。
現在、結婚において何が充実されるかというと、やはりお互いにケアしあう関係だと思う。共同性というものである。結婚の意味合いはかつてと大きく変わってきた。そうするとシビルユニオンが可能になるのもよくわかる。別に、互いにケアし合い共同生活を行うパートナー関係があれば我々は十分である。時代の価値観によって結婚の制度も変わっていく。
