持続可能性の観点から交通の在り方を探っている本。日本でも、次世代型路面電車(ライトレール)やコミュニティバスを積極的に導入することで、街に活気が取り戻されたケースが散見される。公共交通機関を上手に配備することで、自動車に依存しない街づくりが可能になった。欧州では持続可能な都市モビリティ計画(SUMP)を策定し、モビリティの基礎的ニーズ、異なる交通手段のバランス、社会公正・健康・環境、温室効果ガス・エネルギー使用量削減などを重視している。
モビリティというものは我々の基礎的な移動可能性のことであって、これを保障することは我々の基本的人権に資する。モビリティを確保し活気を生み出しながら環境にも配慮する。そのような方向性が生まれているようだ。まだまだ車社会が多い日本でも、工夫次第で公共交通機関を充実させ、活気があり環境にやさしい街づくりが可能だ。
