福音派の思想と歴史。アメリカの福音派は、神の言葉としての聖書、個人的な回心体験、救いの条件としてのキリストへの信仰、そして布教を重視する宗教集団である。人工妊娠中絶に反対し、同性愛を嫌い、経済的自由を尊重し、科学や歴史に神の視点を入れようとする。福音派はそれなりの規模と影響力を持ち、政治とのかかわりも深い。
私はこれまで福音派の存在自体知らなかったので、この本で新しい知識を得ることができた。福音派の登場人物も知らない名前ばかりで、とにかく新しくインプットする知識が多かった。アメリカがイラクを攻撃した背景とか、アメリカの行動の真の動機が福音派の影響力にあることがわかる。アメリカ政治に対して一定の影響力を持ち続ける原理主義としての福音派。頑なである。
