社会科学読書ブログ

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 というか、「社会人イデオロギー」は何とかならんのか。私は身を削って働いていて、それで家族を食わせてるんです。それは大事なことだ。尊重すべきだ。だがそこから、まだ働くに至っていない人に対するモラルハラスメントを繰り広げるのはやめてくれないか。働きもしないで偉そうなことを言うな、とか、社会に対する文句をつけるな、とか。俺も昔は「インテリイデオロギー」とか持っていて、本を読まない奴、考えない奴はダメだ、と思っていたが、それは結局自己正当化でしかないと悟ってそういう考え方はやめた。俺ももうすぐ社会人になると思うが、決して、自分を正当化して、自分のやっていることに安住するのではなく、常に自己反省を働かせ、いろんなことを考えて、働くに至っていない人の言い分も聞けるだけの余裕を持てるようになりたい。まあ俺自身も社会人イデオロギーに拘束されていて、だからこんな進路を辿ったわけだけれど、いつの間にかそれは社会人の自己正当化に過ぎないと気付いた。とにかく、自分のやっていることは正しいわけではない。いつも自己批判や自己反省を働かせていないと人間停滞してしまうな。