社会科学読書ブログ

社会科学関係の書籍を紹介

2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

上野正道『ジョン・デューイ』(岩波新書)

ジョン・デューイ 民主主義と教育の哲学 (岩波新書) 作者:上野 正道 岩波書店 Amazon プラグマティストで進歩主義思想家であるジョン・デューイの入門書。デューイは主体・客体などといった二元論を克服し、相互の信頼・正義に向けて多様な市民の権利と自由…

牧野雅彦『ハンナ・アレント』(講談社現代新書)

今を生きる思想 ハンナ・アレント 全体主義という悪夢 (講談社現代新書) 作者:牧野 雅彦,ハンナ・アレント 講談社 Amazon 全体主義に対する思想的な抵抗の理論を唱えたハンナ・アレントの入門書。人間は行為によって無数の関係の網の目を作り出し、それが「…

斎藤幸平『ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた』

ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた (角川学芸出版単行本) 作者:斎藤 幸平 KADOKAWA Amazon 現代社会のフィールドワーク。『人新世の資本論』がベストセラーになった理論家の斎藤幸平が、現実に社会問題の現場に行き、現場を体験するとい…