教育
怒っている子どもはほんとうは悲しい~「感情リテラシー」をはぐくむ~ (光文社新書) 作者:渡辺 弥生 光文社 Amazon 人間の感情や関係性への理解である感情リテラシー。その感情リテラシーが、教育において注目されている。具体的には、SEL(social emotiona…
スクールカウンセラーは何を見ているのか (ちくまプリマー新書) 作者:藪下遊 筑摩書房 Amazon スクールカウンセラーの仕事と、子どもの発達の心理的側面についての入門書。スクールカウンセラーは、守秘義務を負うと同時に報告義務を負う。児童個人の情報を…
子どものおしゃれにどう向き合う? ――装いの心理学 (ちくまプリマー新書) 作者:鈴木公啓 筑摩書房 Amazon 子どものおしゃれについて体系的に考察。おしゃれとは装いのひとつであり、外見を変化させる様々な人間の所作のひとつである。装いには身体装飾、身体…
共感の論理: 日本から始まる教育革命 (岩波新書) 作者:渡邉 雅子 岩波書店 Amazon 日本的精神の強みを論説。教育文化には4つのモデルがある。体系的知識で技術目的の法技術原理、体系的知識で価値目的の政治原理、経験的知識で技術目的の経済原理、経験的知…
人生にコンセプトを (ちくまプリマー新書) 作者:澤田智洋 筑摩書房 Amazon 夢よりもコンセプトを持つべきだとする本。夢とは向かっていく場所だが、コンセプトは立ち戻れる場所である。夢が結果であるならコンセプトは過程である。夢がゼロをプラスにするも…
不登校のあの子に起きていること (ちくまプリマー新書) 作者:高坂康雅 筑摩書房 Amazon 不登校についての概説的な入門書。不登校の定義は「長期欠席者のうち、何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しないあるいは…
絵を描く子供たち――メキシコの思い出 (岩波新書) 作者:北川 民次 岩波書店 Amazon 本書は、北川が戦前にメキシコで原住民の子供たち相手に絵の指導を行った記録である。北川は、既存の絵画の価値観を子どもたちに押し付けず、子どもたちの自由で創造的な創作…
自己肯定感は高くないとダメなのか (ちくまプリマー新書) 作者:榎本博明 筑摩書房 Amazon 日本の子供たちの自己肯定感が低いことを問題視する昨今の風潮に対する反論。自己肯定感は、「自分に満足している」かどうかなどで判断されることが多いが、それに対…
セカンド・チャンス シェイクスピアとフロイトに学ぶ「やり直しの人生」 (岩波新書) 作者:スティーブン グリーンブラット,アダム フィリップス 岩波書店 Amazon セカンド・チャンスの観点から読み解くシェイクスピア。人生で初めて与えられるファースト・チ…
「東大卒」の研究 ――データからみる学歴エリート (ちくま新書) 作者:久保京子,近藤千洋,中野円佳,九鬼成美 筑摩書房 Amazon 従来十分調査のなされてこなかった東大卒の人々についての研究。研究をして初めて浮かび上がってくることもいろいろとある。例えば…
世界の教育はどこへ向かうか 能力・探究・ウェルビーイング (中公新書) 作者:白井俊 中央公論新社 Amazon 世界に目を向けて、教育が現在どう変わりつつあるか概観した本。教育の目的としてはウェルビーイングが注目されている。ウェルビーイングとは、身体的…
遊びと利他 (集英社新書) 作者:北村匡平 集英社 Amazon 公園の遊具における子どもの遊びを理論的に考察した本。遊具の利他性とは、遊び手と遊具、遊具を媒介とする遊び手たちが、相互にポテンシャルを引き出し合う関係を築けることだと著者は考えている。利…
在野と独学の近代 ダーウィン、マルクスから南方熊楠、牧野富太郎まで (中公新書) 作者:志村真幸 中央公論新社 Amazon 学問の在り方について目から鱗が落ちる本。現代日本においては、プロの研究者が優位に立ち、在野の研究者はアマチュアとしてあまり重視さ…
「高学歴ワーキングプア」からの脱出 (光文社新書) 作者:水月 昭道 光文社 Amazon 「高学歴ワーキングプア」の問題を世に広めた著者の後日談。高学歴ワーキングプアは社会問題として認知され、関連する書籍も多数出版されたが、それは結局うやむやのまま終わ…
自分を愛する力 (講談社現代新書) 作者:乙武洋匡 講談社 Amazon 乙武洋匡の自伝的エッセイ。乙武は、障害を持って生まれながらも、生まれたときに母親から発された第一声は「かわいい」だった。そのように、両親から褒められ肯定されて育ったため、乙武には…
ルポ 大学崩壊 (ちくま新書 1708) 作者:田中 圭太郎 筑摩書房 Amazon 大学の経営崩壊に関するルポルタージュ。大学は、トップの独裁により暴走したり、文科省の私物化によって国に都合よく運営されたり、学問の自由が脅かされる事例が生じている。そのほ…
体験格差 (講談社現代新書) 作者:今井悠介 講談社 Amazon 子どもの学校外の体験に格差が存在しているという問題を指摘している。放課後のスポーツ・運動、文化・芸術や、休日の自然体験・社会体験・文化的体験において、親の所得や住んでいる地域によって格…
子育てをしていると、子どもの成長には日常生活のあらゆることが貢献していることがわかる。子どもが日々成長していく中で、子どもの生活のすべてがその成長の材料となっている。その材料の中で、私たち夫婦が特に気を使っているものを挙げると、散歩と図書…
大学は何処へ 未来への設計 (岩波新書) 作者:吉見 俊哉 岩波書店 Amazon 現代日本の大学の失敗を、日本の大学の歴史にさかのぼって検証した重厚な本。戦争末期から占領期にかけて大学を再定義する際、理工系の圧倒的優位、初中教育から高等教育までの単線性…
民主主義と教育 上 (岩波文庫) 作者:J. デューイ 岩波書店 Amazon 民主主義と教育 下 (岩波文庫) 作者:J. デューイ 岩波書店 Amazon デューイの教育論。本書の根本的な教育原理は、最も充実した生活こそ最も良い教育になるということである。我々の生活には…
子どもの宇宙 (岩波新書) 作者:河合 隼雄 岩波書店 Amazon 子どもは未熟な存在だと思われがちだが、実は内部に広大な宇宙を持っている。その宇宙において、秘密を軸にして、家族や動物、時空、老人、死、異性と関わっていく。そのような他者とのかかわりが子…
東大生のジレンマ~エリートと最高学府の変容~ (光文社新書) 作者:中村 正史 光文社 Amazon 東大生というと、かつては官僚志望者が多く、実際に官僚になる者も多かった。官僚でなくとも、大企業などの安定した仕事に就く者が圧倒的に多かった。だが今や時代…
「勤労青年」の教養文化史 (岩波新書) 作者:福間 良明 岩波書店 Amazon 戦後の昭和20年代・30年代、高度経済成長期に、中卒や高卒で就職しなければいけない若者たちがたくさんいた。そういった若者たちは、働きながら、定時制高校で学んだり、青年会など…
学校の悲しみ 作者:ダニエル・ペナック みすず書房 Amazon フランスの作家ダニエル・ペナックが、自らの少年時代の劣等生としての記憶をつづったエッセイである。とにかく暗記ができない、数学や文法ができない。著者は劣等生としての勉強ができない苦悩を生…
ヤングケアラー―介護を担う子ども・若者の現実 (中公新書) 作者:澁谷 智子 発売日: 2018/05/18 メディア: 新書 ヤングケアラーとは、家族の介護を行う18歳未満の子供のことである。ヤングケアラーは教育を受ける立場で知識形成や人格形成の時期にあるが、…
教育は何を評価してきたのか (岩波新書) 作者:由紀, 本田 発売日: 2020/03/21 メディア: 新書 日本の教育がいかに序列化と画一化を生み出したかを検証している本である。日本では人間の望ましさを「能力」「態度」「資質」という言葉で評価してきた。能力に…
社会力を育てる――新しい「学び」の構想 (岩波新書) 作者: 門脇厚司 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2010/05/21 メディア: 新書 購入: 2人 クリック: 6回 この商品を含むブログ (6件) を見る 階級社会を是正するための処方箋を提示。 日本は格差社会どこ…
[asin:4062586495:title] チェコの偉大な思想家であるコメニウスの入門書である。文学者でもあり、教育学者でもあり、政治活動家でもあった近代初期の思想家の全貌が描かれている。 だが、彼の思想内容は今となっては時代遅れな面も多く、もっぱら歴史上の人…
「教養」とは何か (講談社現代新書) 作者: 阿部謹也 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1997/05/20 メディア: 新書 購入: 6人 クリック: 24回 この商品を含むブログ (49件) を見る 中世ヨーロッパ、魏の時代の中国、アイスランドサーガなど、様々な歴史的文化…
教養主義の没落―変わりゆくエリート学生文化 (中公新書) 作者: 竹内洋 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2003/07/01 メディア: 新書 購入: 17人 クリック: 277回 この商品を含むブログ (139件) を見る 教養主義の変遷を描いた教育社会学の本。旧制高校…