2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧
「勤労青年」の教養文化史 (岩波新書) 作者:福間 良明 岩波書店 Amazon 戦後の昭和20年代・30年代、高度経済成長期に、中卒や高卒で就職しなければいけない若者たちがたくさんいた。そういった若者たちは、働きながら、定時制高校で学んだり、青年会など…
労働判例から経営を学ぶ15講 作者:芦原 一郎 経営書院 Amazon 労働判例をもとに労働法の基本を学んだうえ、経営の問題にも言及している意欲的な本。解雇、人事権濫用、リストラ、パワハラ、メンタルなど、労働判例で出てくる問題点について解説している。基…
よみがえる田園都市国家 ──大平正芳、E・ハワード、柳田国男の構想 (ちくま新書) 作者:佐藤光 筑摩書房 Amazon 田園都市国家構想についての概説。岸田現内閣にも継承されている「デジタル田園都市国家構想」において、「全国どこでも誰もが便利で快適に暮ら…
とにかく時間がなかった。期限が迫った仕事が大量にあり、定時の勤務では間に合わず、普段から始発で6時には出勤していたが、それでも間に合いそうになかった。私は1歳児を育てているため、夕方定時になったら帰って子守をしなければならない。そうすると…
「私、子育て向いてないかも」がラクになる本 作者:Joe 日本実業出版社 Amazon 子育てのポイントをわかりやすく解説。子どもの心は植えつけず耕すこと。植えつけ子育てとは、知識やルールなど、親の頭の中にあるものを子どもに教え込むこと。耕し子育てとは…
できる30代は、「これ」しかやらない 会社に使われて終わらないシン・働き方の教科書 作者:松本 利明 PHP研究所 Amazon ビジネス書としては標準的な感じであり、それほど新しいことが書いてあるわけでもないが、それでもところどころ参考になる点があり、読…
私はもう就職してから10年目になる。私は事務職に就いているが、では事務職とはいったいどういう仕事であろうか。一言で言うなら、事務職は黒子である。縁の下の力持ちである。表舞台で活躍する人を下から支える仕事である。決定する人、結論を下す人はほ…
学校の悲しみ 作者:ダニエル・ペナック みすず書房 Amazon フランスの作家ダニエル・ペナックが、自らの少年時代の劣等生としての記憶をつづったエッセイである。とにかく暗記ができない、数学や文法ができない。著者は劣等生としての勉強ができない苦悩を生…
アクセス権とは何か―マス・メディアと言論の自由 (1978年) (岩波新書) 作者:堀部 政男 岩波書店 Amazon アクセス権とは、1967年にアメリカのバロンが提唱した権利であり、マスメディアが言論空間を支配する現代社会に、情報の受け手である市民もマスメデ…