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本間・中原『会社の中はジレンマだらけ』(光文社新書)

 経営学者の中原淳と、ヤフーの上級執行役員が、日本の職場をめぐる多様な論点について対談している本。話題は、上司が部下に仕事を振ることや、部下のワークライフバランス、働かないおじさん、新規事業、転職など多岐にわたり、それらについて豊富な議論が交わされている。2016年の本であるが、十分現在でも通用する話題ばかりである。これからは人事の時代になり、多様な働き方や価値観に対応する人事が必要になっていくとのこと。

 私は中原淳のことは信用していて、彼の著作はだいぶ読んできたが、今回は対談ということで幅広で自由な議論がなされている。理論的にかっちりしているわけではないが、中原の問題意識がこの本にはだいぶ凝縮していると感じる。中原の本はまだ未読のものもあるので読んでいきたい。