国際関係
新しい世界の資源地図―エネルギー・気候変動・国家の衝突 作者:ダニエル・ヤーギン 東洋経済新報社 Amazon 本書は、2022年当時の国際関係を、主にエネルギー資源や脱炭素の観点から見ている。まず、アメリカのシェール革命が、アメリカを再び資源大国に…
帰郷ノート/植民地主義論 (平凡社ライブラリー498) 作者:エメ・セゼール 平凡社 Amazon フランスの海外県で黒人の地位を擁護し続けた詩人・政治家であるセゼールの代表的な著作である。帰郷ノートはシュルレアリスムを導入した黒人差別への怒りを込めた詩集…
エメ・セゼール ――「黒人(ネグリチュード)」の発明 (筑摩選書) 作者:尾立要子 筑摩書房 Amazon 詩人=政治家であったエメ・セゼールの評伝。セゼールは、フランスの海外県のひとつであるマルティニークで、詩人や劇作家として高く評価されながら、市長など…
世界政治1 ――民主化と権威主義化 (ちくま新書) 筑摩書房 Amazon 民主主義の後退と権威主義化という現代世界の潮流について、具体例をもとに分析している。アメリカのトランプ政権のように、欧米の民主主義国では、反移民や反エリート支配、反国際機関、反リ…
地経学とは何か―経済が武器化する時代の戦略思考―(新潮選書) 作者:鈴木一人 新潮社 Amazon 地政学と経済安全保障を組み合わせた地経学の入門書。国際秩序を考える上で、国家がどのような地理的な位置にあり、それによって国家の行動や関係性が決まってくる…
Z世代のアメリカ (NHK出版新書) 作者:三牧 聖子 NHK出版 Amazon 現代のアメリカの若者の価値観に迫った優れた一冊。Z世代の若者たちは、多様性を受け入れ、アメリカの例外主義に批判的である。例外主義とは、アメリカのパワーと道義性を誇り、アメリカが…
イラン現代史 イスラーム革命から核問題、対イスラエル戦争まで (中公新書) 作者:黒田賢治 中央公論新社 Amazon 主に1979年のホメイニー師による革命後のイランの歴史について詳述している。法学者が最高権力者として権威主義体制を築くという独自の統治…
世界の力関係がわかる本 ――帝国・大戦・核抑止 (ちくまプリマー新書) 作者:千々和泰明 筑摩書房 Amazon 国際政治学入門。戦争のきっかけは大きく二つに分けられる。一つは、自国が弱みを抱えていて、やらなければやられるから仕方なくやるという「脆弱性によ…
グローバル格差を生きる人びと 「国際協力」のディストピア (岩波新書) 作者:友松 夕香 岩波書店 Amazon グローバル格差の問題点を浮き彫りにしている本。本書では西アフリカの人々に着目し、グローバル格差が自らの境遇への不満だけでなく、富裕国の人々に…
外交とは何か 不戦不敗の要諦 (中公新書) 作者:小原雅博 中央公論新社 Amazon 戦争をせずに交渉で負けないということ。外交とはこのような不戦不敗の思想に基づき、戦わずして勝つことを目指す。本書は日本の近現代史をひもときながら、そこにおける外交的な…
アジアを生きる (集英社新書) 作者:姜 尚中 集英社 Amazon 政治学者が自らの学問人生を振り返って、そこでアジアについて感じたことをつづった自伝的エッセイ。アジアは文明の後発地域として捉えられてきて、中でも韓国は常に後塵を拝してきた。アジアの中で…
日本型開発協力 ――途上国支援はなぜ必要なのか (ちくま新書) 作者:松本勝男 筑摩書房 Amazon 日本による途上国への開発協力について詳細に論じた本。日本の開発協力は、自由主義や民主化などの価値の普及を目指す欧米や自国の経済的利益を求める新興国の開発…
移民をどう考えるか: グローバルに学ぶ入門書 作者:カリド・コーザー 勁草書房 Amazon 移民についてコンパクトにエッセンスをまとめて論じている本。移民に関する定義と概念を明らかにし、最新のエビデンスに基づき移民に関する諸問題に取り組むべきである。…
第三の大国 インドの思考 激突する「一帯一路」と「インド太平洋」 (文春新書) 作者:笠井 亮平 文藝春秋 Amazon 現代インドの国際関係について紹介している本。2023年にも人口は世界一になるとされ、経済規模でも世界五位、軍事費も世界三位となっていて…
アーロン収容所 改版 西欧ヒューマニズムの限界 (中公新書) 作者:会田雄次 中央公論新社 Amazon 第二次世界大戦敗戦後イギリス軍の捕虜となった記録を詳細に描いている。捕虜としての極限的な生活や、現地人とのやり取り、イギリス人とのやり取りなど詳細に…
タリバン台頭: 混迷のアフガニスタン現代史 (岩波新書 新赤版 1920) 作者:青木 健太 岩波書店 Amazon アフガニスタンの政権を担ったタリバンの多面性について解説している本。アメリカは9.11後、タリバンに対してアルカイダ関係者の引き渡しを求めたとこ…
人権と国家 理念の力と国際政治の現実 (岩波新書) 作者:筒井 清輝 岩波書店 Amazon 人権と国家という相対立するものがどのように絡み合ってきたか検証している重厚な本。過去数世紀の間に、大国間の駆け引きの中で大義として使われてきた人権が、予期せぬ形…
習近平の中国――百年の夢と現実 (岩波新書) 作者:林 望 岩波書店 Amazon 習近平を中心として展開される中国現代史。習の前の胡錦濤国家主席の代では、先代の江沢民が院政を敷くことで中国共産党内部の軋轢を生み出していたため、胡錦濤は習に代を譲るときに完…
ロヒンギャ危機―「民族浄化」の真相 (中公新書) 作者:中西嘉宏 中央公論新社 Amazon ミャンマーの少数民族であるロヒンギャに対するジェノサイド疑惑に関して丁寧に叙述している。ロヒンギャとはラカイン州に住む無国籍のムスリム少数民族である。植民地期に…
EU離脱 (ちくま新書) 作者:鶴岡 路人 発売日: 2020/02/06 メディア: 新書 イギリスのEU離脱の経緯とそれが周囲に与える影響について論述している。ヨーロッパにおいてEUはリベラルの立場に立つものである。イギリスがEUに加盟することはイギリスがリベラル陣…
ロシアと中国 反米の戦略 (ちくま新書) 作者: 廣瀬陽子 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2018/07/06 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る 現代におけるロシアと中国との関係を詳説した本。 中露関係は「離婚なき便宜的結婚」と呼ばれている…
欧州ポピュリズム (ちくま新書) 作者: 庄司克宏 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2018/05/09 メディア: 新書 この商品を含むブログ (2件) を見る EU研究の第一人者によるEUポピュリズム論。 EUはグローバリズムを展開し、移民や難民の受け入れにも…
文化と外交 - パブリック・ディプロマシーの時代 (中公新書) 作者: 渡辺靖 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2011/10/22 メディア: 新書 購入: 1人 クリック: 13回 この商品を含むブログ (11件) を見る 政府が相手国の国民と意見、関心、文化を交換し…
日本の安全保障 (ちくま新書 1220) 作者: 加藤朗 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2016/11/08 メディア: 新書 この商品を含むブログ (2件) を見る 安倍首相による安全保障戦略を理論的に批判し、日本の安全保障のあり方として「平和大国ドクトリン」を提…
国際連合―軌跡と展望 (岩波新書) 作者: 明石康 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2006/11/21 メディア: 新書 クリック: 19回 この商品を含むブログ (22件) を見る 国連の課題や機能・歴史についてコンパクトにまとまっている本。多少物足りなくはあるが、…
欧州連合―統治の論理とゆくえ (岩波新書) 作者: 庄司克宏 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2007/10/19 メディア: 新書 購入: 1人 クリック: 22回 この商品を含むブログ (18件) を見る EUは超国家的統治体であり、複数の国家が主権の一部を譲渡して共同…
国際関係論講義作者: 山影進出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2012/03/23メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 本書は国際関係論の理論的で重厚なテキストである。内容としては国際関係論のたいていの部分を網羅しており、ゲーム理論にまで説…
国際関係論―同時代史への羅針盤 (中公新書)作者: 中嶋嶺雄出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1992/12メディア: 新書購入: 2人 クリック: 6回この商品を含むブログ (8件) を見る 国際関係論の理論についてはそれほど詳しく書かれていない。国際関係が政治経…