社会科学読書ブログ

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2007-01-01から1年間の記事一覧

冬休み

冬休みです。実家でダラダラしています。「カリブの海賊」を見ました(一番最初のやつ)。おもしろかったです。「オーメン」を見ました(一番最初のやつ)。微妙でした。法律とは関係のない本ばかり読んでいます。楽しいです。明日午前中に美術館に行ったら…

不思議

ずいぶん前の話になるが、後期の会社法の初めの授業で、私は初めにあてられた。だが、このときのあてられ方が尋常でなかった。教授が誰をあてようか選んでいるとき、当然私は下を向いて動かないようにしていたわけだが、なぜか妙な圧力というか緊張感を感じ…

さぼり

今日は一限をさぼろうと思う。最近やる気が出なくて、昨日も散々迷った挙句何とか重い腰を上げて大学に行った。隣の席の人も、最近やる気がないといっていたし、実際昨日は休んでいた。 でも勉強はしている。予習はちゃんとやってある。だがどうしても大学に…

統計的・確率的思考

法律を制定するとき、統計的・確率的思考も加わっているのかもしれない。 例えば法定相続分は、子と配偶者がいるときは、子が1/2で配偶者が1/2(民法900条1号)、子が複数いればそれをさらに等分する(900条4号)。これはおそらく、遺言を残さ…

平均点周辺

私の成績はだいたい平均点ぐらいである。このままでは新司法試験には受からないのではないかと心配だ。 この膠着状態から何とか抜け出せないものか。みんな同じくらい勉強しているわけだから、私の相対的位置はこのままで司法試験突入ということになりかねな…

疲れがたまっているせいか、少し神経質になっている気がする。前期はもっと神経質だった。私は基本的に適応能力が低いから、場に慣れるまでに時間がかかるのである。後期になってからだいぶ落ち着いたと思っていたのだが。実家に帰るなどして休息を取ろう。…

連休

久々の三連休ですね。リラックスしながら、たまっている復習をまとめてやろうと思います。 後期も半分終わりました。冬休みまであと一ヶ月。がんばろう。

執行の内容

法律は暴力を背景に国民に命令する。不作為を命じるのを禁止、作為を命じるのを強制と呼ぶことにする。命令に違反したときに、(1)命令の内容に沿った状態を権力的に実現するか、(2)命令の内容とは無関係の法定された状態を権力的に実現するか、で命令…

人生は戦いだなあ。人間だもの。 浴槽にお湯を入れてゆったりつかるととても癒される。

法の豊かさと社会の豊かさ

刑法における、客体を物理的に損傷する罪を考える。すると、放火罪(107−110)、殺人罪(199)、傷害罪(204)、文書毀棄罪(258,259)、建造物等損壊罪(260)、器物損壊罪(261)などといった様々な罪が規定されている。 もし、…

温情

少し前、私が風邪をひいて自主ゼミをキャンセルしたとき、友達が答案例を持ってきたついでにリポビタンを買ってきてくれた。私はそのような温情に触れたことがほとんどなかったので、とても感激した。馬鹿みたいな話だが涙が出そうになった。私ももっと優し…

法律学の意味論?

刑法典は、ひとつの辞書だと考えてみる。例えば刑法235条は、「窃盗犯」を「他人の財物を窃取した者」と定義しているのである。ある人が「窃盗犯」であるかどうかは、「他人の財物を窃取」したかどうかで決まるのである。 だが、刑法典の規定は抽象的で、…

陰険な連中

今日、6限の法曹倫理が終わって、8時ごろにキャンパスを歩いていたら、数人が暗がりの中で話をしていて、そこから「イライラする」という言葉が聞こえてきた。私もまた暗がりの中にいたし、聞いたことのない声だったから、おそらく私のことではないのだろ…

対抗要件としての登記

対抗要件とは、「既に(当事者間で)成立した権利関係・法律関係を他人に対して法律上主張することができるために必要とされる法律要件」(法律用語辞典)である。民法177条は、不動産の物権変動について登記を対抗要件としている。これはなぜか。 BがAに…

自主ゼミ

友達(W君)と刑事法の過去問に対する解答を作ってお互いに見せ合い、いろいろと議論するというゼミをやっているのだが、今回の答案では、私とW君の実力の差が歴然と現れてしまった。もちろん私が劣っているのである。 論点を発見するためには論点を知ってい…

情報の価値

情報は世の中にいくらでもあるのだが、特別に扱われる情報というものがある。ある情報は頻繁に参照されるかもしれないし(例えば行政規則)、ある情報は熱心に捜し求められるかもしれない(例えば書証)。ある情報は、流通がストップされ、人に知られないよ…

■因果関係 因果関係はこの世界に充満している。私がこのようなブログを書いている原因は法律学を勉強したことである。私が法律学を勉強した原因は私の職に就こうという決意である。何も人が殺されたときにだけ因果関係が働いているわけではないのである。 そ…

■目的規定 刑事訴訟法1条 この法律は、刑事事件につき、公共の福祉の維持と個人の基本的人権の保障とを全うしつつ、事案の真相を明らかにし、刑罰法令を適正かつ迅速に適用実現することを目的とする。 法律にはこのような目的規定がおかれることが多いが、…

■所属ロースクールの印象・雑感私の在籍するロースクールは適性試験の点数のボーダーラインが低いので、大したことがないのではないかと思っていたのだが、実際に入学してみると優秀な方が多くて驚いた。単に私が法律ができないだけかもしれないが。私は既習…

法律の一部は、方法であり手順でありプロセスである。つまり、合理的な行為連鎖のカタログである。この行為連鎖群は合理的であることが保障されているから、それに従う者は特にその意味を考える必要はない。行為者はただ法律に従って行為すればよいのだから…

はじめまして

こちらのブログでは、法律学やロースクールの生活について書いていきます。 よろしくお願いします。