社会科学読書ブログ

社会科学関係の書籍を紹介

劣等生

 僕はモグリで既修に入った人間ですが、そうすると周りは僕より優秀な人ばかりなんですね。教官が質問をしたとき、自分があてられていなくても答えを考えるんですけど、自分が回答できないような質問にすらすら答えてしまう人がいたりする。また、自分があてられたとき、まともな答えを返せないことが結構ある。そういうことが続いたときは劣等感を感じます。しかも、いまだに変に優等生的なプライドが残っていて、それが傷ついたりするから容易でない。まあでもプライドは持ち続けた方がいいんでしょうね。プライドがあるからこそ悔しい思いをしたり反省したりするんだし、反省するからこそ、もっと頑張ろうという気になる。自分は劣等生だということは、成績を見ても客観的に明らかなんですが、それと微妙に折り合わないプライドがある。でもそのくらいでちょうどいいのでしょう。「どうせ俺は劣等生なんだからできなくてもいいんだ」と開き直ったら終わりですからね。プライドが傷つき、それを修復するために努力して自分の知識を増していく。その相克が大事なんだと思います。