社会科学読書ブログ

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2年

 このブログも書き始めてから二年がたつ。もともとブログを書いていたのだが(http://albatros2.blog27.fc2.com/)、それは芸術関連のブログで、法律の話をするのになじまなかった。つまり、そのブログの読者は法律を知らないし、私も自分の人格の二重性に応じてブログを書き分けるべきだと感じていた。私は法律の話がしたくなってきて、そして法律についてそれなりにまとまった意見が書けるようになったので、その独白をするために作ったのがこのブログである。

 それぞれの目的に応じて、それぞれ個別の組織を作る。組織の効率的な運営にはそのような純粋さが必要だ。過去から現在に至るまでのそれぞれの自分とそれぞれの自分のアイディアによって組織された組織体がある。ブログはそのような組織体の表面部という組織である。だから、組織の目的に応じて純粋化されなければならない。

 もちろん、組織というものは、その目的実現のために作られたハードウェアが付随的にこなせる機能もこなすわけである。このブログの目的は、私の法律学などについての意見をまとめることだ。だが、その意見をまとめるためのブログというハードウェアは、愚痴の吐露とか近況報告とか、そういう付随的な機能も果たせる。そんな感じで、目的の純粋化のために立ち上げられたこのブログは、その目的をいささか濁らせてはいるが、未だ本来の目的を喪失してはいない。まだまだ十分存続させていけそうだ。