社会科学読書ブログ

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 さくらんぼを詰める箱を作りながら、ぼんやりと憤りを感じていた。何に対する憤りだろう。試験に対する? 自分の能力に対する? 制度に対する? 運命に対する? 自分の戦略ミスに対する?

 そもそも憤りなのかどうかもわからなくなっていった。憤りというよりは単純な攻撃欲だったのかもしれない。試験に対してライバル意識みたいな敵対心を抱く。試験を克服しようとする。この克服の意欲だったのかもしれない。「やる気」が攻撃性を帯びただけかもしれない。