社会科学読書ブログ

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 最近自分を肯定できている。あのひどい自己否定はいったい何だったのだろう。だが今思うと、自分をネガティブにとらえないと見えてこない自分の姿というものもある。自分の欠点や足りないところは、自分を否定しないと見えてこない。そういう欠点などを直視した、直視せざるを得なかった、というのはやはり貴重な体験ではなかったか。自分の悪いところや至らないところと一生懸命戦い、結局それを克服できたのではないだろうか。これからは、自分の欠点を観ることができる地平へと自由に行き来することができる。自己否定は無意味ではなかった。自己反省とより良い自己の形成というポジティブな動きへの出発点だったのかもしれない。