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30

 8月22日に遂に30になってしまいました。20代最後の日は一度死ぬような気分を味わいました。俺の若さも青春もとうとう終わりだな、と。ところが30になってみると、全然実感がないんですね。まだ20代のような気分でいますよ。え? 30? 違うでしょそれは。そんな感じです。

 30になって変わったことと言えば、30になったことと関係あるかどうか分からないけれど、やけに自己肯定するようになりました。開き直ったんですかね。なんか自分を肯定するようなことをよく考えるんです。今さら中二病? とか思ったりします。というか、この社会的地位で、この実力で、自分を肯定する方がおかしいはずなんです。20代みたいに、もっと自分を否定している方がふさわしいはずなんです。20代は自己否定で苦しめられましたが、自己否定の病が治ってみると、むしろ自己肯定の方が病んでいるように思えてきました。この状態で自分を肯定するのは病気なんじゃないかと。むしろ自己否定してた方が正常なんじゃないかと。

 まあでも、去年みたいに、昔のことを思い出しては、または我が身を憐れんでは、湿っぽい悲しみに浸るということはなくなりました。心理的外傷が治癒されたのかな。年月の経過とともに。