社会科学読書ブログ

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小林重敬『まちの価値を高めるエリアマネジメント』(学芸出版社)

 エリアマネジメントについての実例を交えた導入書。エリアマネジメントとは、都市全体から考える都市づくりに代わって、エリアという小さな単位で考え、そのエリアの地域価値を高める必要が認識され、エリアの再生を図る、ソフトな活動のことである。賑わいづくり、清掃・防犯・交通対策、情報発信、コミュニティづくり、オープンカフェ、エリアマネジメント広告などの活動を官民が連携して行っている。

 私は本書によってエリアマネジメントという概念を初めて知った。そして、このエリアマネジメントはすでに全国各地の都市で実施されており、一定の効果を達成している。私の地元でも、中心市街で活力が低下しており、このようなエリアマネジメントの活動が必要であろうと感じる。