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帰属意識

 私の本質的な問題がどこにあるか分かった。それは、私がしほうしけん業界に帰属意識を持っていないことだ。

 私の帰属意識はいまだに哲学にある。だから、良く知りもしないくせに哲学をひけらかす奴には苛立つし、哲学の本質も知らないくせに哲学を侮辱する奴は許せない。哲学は私の同一性にとって本質的であり、それゆえ哲学への無理解や侮辱は私を怒らせるのだ。

 一方で、しほうしけん業界には帰属意識を持っていないから、自分が浪人しようがそれほど深刻な問題だとは思っていない。どこかで軽く考えている。だから、たくいつで落ちても平然とブログを続けられるのだ。法律について無理解を示されたり、法律が侮辱されても、特に腹が立ちもしないのだ。

 この帰属意識の違いが、結局は私と他のロー生たちとを本質的に隔てていたのだと思う。だから、私の軽い態度が、深刻に試験と向き合っている友人を苛立たせたりするのだ。