社会科学読書ブログ

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妙な確信

 自分は試験に受からないのじゃないか、という妙な確信が出てきた。不思議な諦めがそれに伴っている。まあそれはともかくとして、受からなかった時のことは考えておかなければならない。まず司法書士の試験には受からなければなるまい。それで食っていくか、実家の農業を継ぐ。その場合は研究者の道はあきらめた方がいいんじゃないかな。自分の才能に見切りをつけるちょうどいい機会になるんじゃないだろうか。勉強はするし試験対策もするけど、自分の人生についてはある程度見通しをつけておいた方がいい。

 妹たちの作ったCMが某賞の候補に残ったらしい。妹は美大で映像をやっているが、成績がやけにいいし、ここで賞を取っておけば就職には困らないだろうな。我が家で一番問題なのは私だ。いつまでたっても「ガクモン」などといって無駄に教養を増やしている。大学院時代の友人たちには、「君は頭がいいのに謙虚だね。俺が君ほど頭が良かったらもっと調子に乗ってるよ」とか「君と話していると刺激になる」みたいなことを言われたりするが、自分にそれほど才能があるとは思わない。才能って数字で測れないから難しい。本人は過大・過小な幻想を抱きがちだ。まあとりあえずやれるだけのことはやってみるよ。「やっぱり落ちたよ。思ったとおりだった」となるか、「俺みたいなのが受かっていいの?」となるか。