社会科学読書ブログ

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 ある方に「善良な人」と言われた。それがとても嬉しい。客観的に見れば現在の自分は善良なのだ、というのは目覚ましい発見だ。どんな悲しみも、どんな加害意識も、すべて救済されていきそうだ。悪いことでも悪いと知りながらやらなければならない、そういう気持ちで、過去にいろんな人に因縁をつけたりしたが、むしろ悪いことをしていて一番傷ついていたのは自分だったのだ。自分の手が汚れていく悲しみがどれほどのものだったか。それを悲しいと思う自分は善良だったのだ。よかった、やっと自分は許された気がする。そして自分のことも許せる気がする。