社会科学読書ブログ

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 人生は戦いだと思ってるんですが、そういう意識が無い人も結構いるんですね。ある程度追い詰められないと、人生が戦いだ、なんて考えはわかないんでしょうね。僕も子供の頃は、戦いだなんて思ってもみなかったけれど、いろいろ逆境を経たら、人生はどこまでも戦いだということがむしろ当たり前になりましたね。

 人生は戦いだ、ということが分かっている人は、戦う決意ができている人です。窮地に追いやられても安易に逃げたりしない人です。僕はいつの間にかそういう人間になってしまいました。それが良いことかどうかはわかりませんが、なんか、戦う意識すらなくて、逃げてばかりいる人を見ると、少し立ち止まって考えてみろよ、と言いたくはなります。

 あるとき、ある人と酒を飲みながら、そんな話になりました。逃げることができない地点まで追い詰められたらどうするか、と僕がきいたところ、その人は、それは永遠の問題だ、と答えたのです。僕にとってそれは永遠の問題なんかじゃない。もうとっくの昔に解決している問題です。つまり戦うのです。それが答えです。でもたぶん、戦わないで一生過ごせたら、それは楽でいいことなんじゃないですかね。