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ブラック部署に一年いて気づいたこと

 今年度はかなりハードな一年だった。四人の係のうち二人が病休していて、しかもうちの係は部の主要な事業を抱えていた。人員不足による事務量の多さ、忙しさから、うちの部署は間違いなくブラックだった。

 仕事は係長と係員である私の二人で行ったが、係長も係員の仕事をしなければならず、実質上係長不在のような状態だった。だから、管理職が係長の役目を担うという異例の事態になった。

 私はこの部署に来たばかりで仕事を覚えなければならない一方、主要事業の担当として責任をもって困難な業務に立ち向かわなければならなかった。この一年間、結果的にはとりあえず何とかなったが、我々はかなり疲弊した。

 このような人員不足で忙しい部署で仕事をするうえで大事だと思ったことを挙げていこう。

 まず一番重要なことだが、休みはしっかりとること。私は育児中ということもあり、プライベートでも忙しい。そんな中仕事で過重な負担がかかってくるのだからストレスがすごい。疲れた心身ではよい仕事などできない。いつも元気でいることが何よりも仕事の効率を上げる。とにかく休みはしっかりとること。

 次に、常ににこやかで機嫌よくしていること。忙しいとついつい職場がギスギスしがちだが、そうするとお互いにストレスをかけあって仕事の効率が下がる。こういう部署だからこそ人間関係を良好にしてお互い助け合って仕事をしなければならない。

 そして、わからないことは速やかに聞くなど相談をしっかりすること。とにかくスピードが要求される仕事では、自分で調べるより聞いた方が早いことがよくある。もちろん調べてすぐわかることまでは聞かないが、詳しいことに速やかに聞いてスピード感をもって仕事をすることが大事だ。

 この一年間、ハードだったが、その分圧倒的に成長したように感じる。少し能力よりも高めの仕事を与えられると職員は伸びるというのは本当だと思う。いろいろ不満もあったが、結果としては良い勉強になった。

 来年度は人員が補充され、うちの係も通常営業となる。来年度は今年積み上げたことを基礎として、より精度の高い仕事をしていきたい。