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子育て世代の苦心の休み方

 小さな子供を育てていると、休日でもあまり休めないし、年休をとるのも子どものイベントだったり、妻が体調が悪くなったため自分が代わりに子守をするためだったり、溜まった買い物の処理だったりする。とにかく心底休んだ気がしない!!おまけに生計のための仕事も忙しい。生計のための仕事で結構疲れるので、十分休みをとりたいのだがその休みが十分とれないのが現状である。

 結局、働く子育て世代がどこで休んでいるかというと、まさに子育てのために年休などをとっているときなのだと思う。もちろん子守をしなければいけなかったりしてそれなりに疲れるのだが、仕事からつかの間解放されるだけで仕事の方のストレスは減る。完全にすべてから解放されることはないとしても、つかの間仕事から解放されるだけで多少休める。結局、用事をこなしている時間に苦心の休息をとっているのである。

 自分が体調を崩して休むのだけは避けたいし、ではあっても仕事も子育てもあり体力を非常に使うため体調は崩しがちである。そういうときに、子育ての用事で年休をとるのは苦心の休み方だ。完全に休めないとしても、つかの間仕事からオフになるだけである程度は休める。

 働く子育て世代にもはや完全な休みはやってこない。子育ての用事で休みをとることで、短い時間仕事から離れて、不完全ながら多少の休息をとること。そのようにしてやっていくしかないのが現状である。自分が病んでしまわないために。