社会科学読書ブログ

社会科学関係の書籍を紹介

2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

補充性と教育

補充性と断片性は違うらしい。カウフマンが『転換期の刑法哲学』で書いていた。なんでも、断片性というのは、国家が不必要な消極的介入をしないことを言うのに対し、補充性というのは、国家が不必要な積極的介入も消極的介入もしないことを言うらしい。言い…

ジレンマ

そう言えば、私はずっと、ローと研究との間のジレンマで苦しめられていた。私は学問として法律学を思考したいと思っていたが、ローのスケジュールはあっという間に過ぎていき、私は十分学習内容を咀嚼する暇もないまま、試験に追われた。私のような仮面既修…

26からずっと休んでいるのだが、まだ憂鬱が消えない。休むと言ってもついつい本読んだり文章書いたりいろいろしちゃうからかな。とりあえず今月中は休む。季節の変わり目で気分も不安定なのだろう。

風邪

報告さつき鬱だとさわぎましたのは風邪でございました もう一時間もつづいて頭痛や鼻水がでて居ります(宮沢賢治「報告」『春と修羅』所収、のパロディ)

権利に対する所有権

金銭債権が証券化でき、債権の移転や行使には証券が必要だとなってくると、結局、証券の所持者は、証券を所有することによって金銭債権を所有しているのではないかと思えてくる。つまり、債権に対する所有権のようなものがあるのではないか。 債権者とは債権…

おお、やっぱり自分を鼓舞するような内容は書いた方がいいな。特に最近少し憂鬱だから。なんかずっと言い訳ばかり書いていた気がして、それに嫌気がさしてしまった。なんだかんだいって勉強は進んでる。この調子でどんどん理解を深めていこうと思う。

あー、やっぱりぐちぐち言ってるやつほど受からない気がしてきたので沈黙しようと思う。考えがまとまったら、民法学とか刑法学とか雑感とかのカテゴリーで書こうと思う。黙々と勉強に専念します!

理想

たくいつ対策やりながら、基本書読んだりして、いろんなアイディアがわいてくるというのが理想です。自分なりに筋を通したりまとめたりできれば楽しいはずです。とにかくいろんなところをあいまいにしたままだった、ということを痛感しています。基本書は一…

ゆっくり

朝起きたら爽快だったので普通に勉強。だがなかなかたくいつが進まない。しんしの過去問はまだ民事系の三分の一くらいだ。まあほかの勉強も一緒にやっているわけだが。主要なところとか理屈で割りけれるところは解けるが、やはり細かいところや、ある理屈に…

さくらんぼを詰める箱を作りながら、ぼんやりと憤りを感じていた。何に対する憤りだろう。試験に対する? 自分の能力に対する? 制度に対する? 運命に対する? 自分の戦略ミスに対する? そもそも憤りなのかどうかもわからなくなっていった。憤りというより…

しばらく

朝起きたときの憂鬱が治らないので、しばらく勉強を休もうと思います。少しのんびりしようと思います。今はさくらんぼの季節なので、家業の手伝いでもして過ごします。まだ気持ちの切り替えが完全になされていません。もう試験の結果については考えたくもな…

代理占有

民法上、代理は法律行為についてなされるものである。ところが、民法上、本人の代わりに誰かに何かをやってもらうというのは、法律行為の場合に限られない。準委任の場合がそうである。事実行為でもそれを要件として法律効果が発生する場合がある。本人が準…

口先だけの人間にはなりたくないなあ。言い訳はもうしたくない。このブログも、とにかく謙虚に法律の理解を進めていく方向で書き続けていこう。とにかく結果を出すことだ。結果を出さなければ自分の人生は前に進まない。このブログが僕の「口先」になってし…

たくいつと論文の違い

たくいつも論文も本質的には同じだと良く言われるが、そうでもないんじゃないかとも思える。例えば条文にしても、そうじゃない条文になることだってあり得たはずだ。例えば留置権の主張をしても被担保債権の消滅時効は進行すると民法300条あたりに規定さ…

期待

民法の意思表示の規定は、意思主義と取引の安全の調和を図るものだと言われる。心裡留保・虚偽表示・錯誤・詐欺・強迫。自らの意思に従って自らの在り方を決めるという、人間の自律性の尊重は民法の基本的な価値だ。一方で、取引の安全・相手方の信頼という…

毎朝起きると憂鬱なのだが、これなんとかならんのかね。教授が言うように一ヶ月くらい休んだ方がいいのかも。たくいつは、覚えなければいけない部分が多少あるものの、量的には理論的な部分の方がずっと多いから、それなりに楽しめる。あと専門書が面白い。…

通知

通知来ましたよ。じこさいてんより5点上がってましたが、基準点には届かず。来年は、むしろ論文をなめないことを肝に銘じておこうと思います。たくいつの厳しさは身にしみましたが、そちらにばかり気を取られて、論文の対策がおろそかになっては絶対にいけ…

研究室訪問

仙台に研究室訪問に行ってきました。博士課程には、国家試験に受かってから来いとのこと。国家試験合格が、修士論文の代わりの役目を果たすとのこと。初めから修士課程に行ってれば良かったっていう話ですよね。そもそも僕がろーすくーるに行ったのは、とに…

署名代理

なんかもう、ブログ名を「たくいつ対策ブログ」にしようかと思うくらいなんですけれど、問題集の解説を読んでも基本書を読んでも、なぜそうなるのか分からない結論ってありますよね。そういうところをあくまで自分なりに理論的に考えていこうというのが僕の…

帰属意識

私の本質的な問題がどこにあるか分かった。それは、私がしほうしけん業界に帰属意識を持っていないことだ。 私の帰属意識はいまだに哲学にある。だから、良く知りもしないくせに哲学をひけらかす奴には苛立つし、哲学の本質も知らないくせに哲学を侮辱する奴…

青春の終焉

私の青春はこの試験不合格によって終わった。そう感じている。年齢もあるが、それ以上に、ひたむきに何かを追求していく情熱、その極みがもはや終わったのだ。これからも追求は続いていくが、今までの熱はもうない。この一年間が、自分にとって青春だと思え…

希望

やはり落ちたことの衝撃は大きい。ここのところずっと憂鬱である。ふと「自殺」という二文字が浮かんだりする。だが、うじうじしている自分にいらだってきた。もう方向転換しよう。研究の方に主軸を移そうと思う。もちろん試験は受け続けるし、対策もやるが…

しかし、これだけ恥をさらしながらブログを更新し続けるなんて我ながら大した根性だ。一回受けずに、次の試験では過去問すらやらないという大ボケをかましながらたくいつで落ち、それにもかかわらず内心をさらし続けるなんて、通常の羞恥心の持ち主ならでき…

いやー、たくいつ対策は勉強になりますね。法人の残余財産の分配って営利的なのか、でしばらく悩んでいました。一般法人法では11条2項で社員に残余財産の分配を与える定款を無効としています。一方で会社法には残余財産の分配の規定がありますし(504−…

成年後見と意思能力

民法7条は、本人も後見開始審判の請求ができるとしている。でもこれはおかしくないか。というのも、成年被後見人になるべき者というものは、同条にあるように「事理を弁識する能力を欠く常況にある者」であり、これは意思無能力のことを言っているように思…

はじまりはじまり

たくいつ対策始めましたよ。しんしの過去問です。いやー、できないことできないこと! 解説読んで、新しい知識の目白押しです。民事法から始めましたが、こんな条文あったんだ、みたいな感じで。でも細かな知識が少しずつ積み重なっていくのが楽しいですね!…

期待に沿えず

なぜか私の周りには私の才能を高く買ってくれる人が多くいて、「analysis_nz君が落ちるなんて信じられない」とか「analysis_nzさんは才能があるから来年きっと大丈夫ですよ」などと言われたのだが、残念ながら私にはそんなにすごい才能はない。期待に沿えず…

敗因分析

友人にたくいつ試験について相談した。一緒に論文を書いていた友人だが、「論文を読む限りではanalysis_nz君は普通にすごいと思った。だから能力がないとか本質的なところの問題じゃないと思う。」とのこと。彼によると、たくいつはどんどん忘れていくものだ…

真剣さ

どうも今まで試験に対して真剣さが欠けていた気がする。なんとかなるんじゃないか、といい加減な気持ちでやっていた。だから、いわゆる受験的な勉強はあまりしなかったし、基本書を読んでいろいろ考えるということを主体にやってきた。いつも戯れていたわけ…

やる気が出た

昨日はひたすら落ち込んでいた。裁判所事務官になろうとか、司法書士になろうとか、いろいろ考えた。もう歳だから、いつまでも親のすねをかじっているわけにはいかない。親のすねをかじることを正当化していたのが、自分の才能に対する信頼だった。だが、今…