社会科学読書ブログ

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2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「老人ではなかった。二十五歳を越しただけであった。けれどもやはり老人であった。ふつうの人の一年一年を、この老人はたっぷり三倍三倍にして暮したのである。」(太宰治「逆行」) ということは俺はもう90歳ということだ。確かに実年齢以上に歳を食った…

「来てはいけない領域に来てしまった」というのが正直な感想。この年齢で、この社会的地位。さすがにここには来ちゃいけないだろう。激しくそう思う。だからひどい絶望と憂鬱を感じたわけだ。書士の勉強と本試験の択一を同時にやっている。この「来てはいけ…

私は、ただ一言、「あなたは立派な青年です」という肯定の言葉が欲しい。「頭が良い」「才能がある」そういう言葉は要らなくて、人間として、倫理的に、「立派である」、そういう他者からの承認が欲しい。というのも、私の抱えている負い目は、人間として、…

いつまでも

いつまでも、「もう俺はだめだ」とか「廃残意識」とか言ってないで、未来へ向かって進み始めなければならない。昨日、恩師と旧制米沢工専の建物を見てきた。そこに、ウルマンという人の、「Youth」という詩の碑が立っていた。若さを讃える詩だった。恩師は言…

人と会う

高校時代の恩師と会ったが、もう65なのだけれど、考えが俺よりも若い。やっぱり高校教師は若い連中ばかり見てきているわけだし、若者に夢を与えるのが教師の役割だろうから、自分も気持を若く、夢や希望を持っていなければならないのだろう。「協調などす…

答練で毎回偏差値60とか70とかとって、模試もA判定で、希望に満ちて試験を受ける人たちがうらやましい。俺はそういう人たちの群の中には入れなかった。

そう言えば

そう言えば、俺、ローで仲の良かった友達と、結局なにも本質的な話をしないまま終わってしまった。端的に、「何で法曹になりたいの?」とか、「何で法学部に来たの?」とか、そういう話もろくにできなかった。もっと端的に、「正義って何だと思う?」とか、…

だいぶ休んだ。結構元気だ。新聞も読むし、ネタ動画も見るし、友達と会った時は饒舌に話したし、家族ともよく話す。だが、休んだ割には気の利いたことの一つも言えなかったことが残念だ。気の利いたことを言う、ということは私にとっては強迫観念のようなも…

もうさあ、「傷ついた人」みたいなキャラ辞めにしないか? 過去なんてどうでもいいんですよ。未来にどれだけ結果残せるかが一番じゃないですか。被害者意識は持っていても悪くはないと思うけど、騒ぎ立てないで黙々と抑え込もうよ。もちろん自分のこと言って…

かつて、猫の一匹くらい殺さなければ不良とは言えない、と思い、真剣に猫を殺そうと思っていたことがある。心の99%が憎しみでできていた頃だ。残りの1%はなんだったっけな。思い出せない。吉田戦車の漫画に、変な大人が、中学生に対して、中学生なら煙…

矢島正雄原作、弘兼憲史作画『人間交差点』に次のような話がある。主人公の男がアメリカに出張する。そこで女性の部下とともに仕事をするのだが、その部下は主人公に食ってかかってばかりなのだ。その部下は、母親が有色人種の男と多数関係を持っていたのを…

心がカラッポなのだけれど荒んできた。カラッポのはずなのになぜ荒むのだろう? 三浪もすれば人間変わっちゃうよね。大学時代いたよ、そういうやつが。

思ったのだが、私は、過度に「自分はできない」と思っていないだろうか。現実問題として「できない」のだが、そうじゃなくて、上手く言えないのだが、「致命的に」できない、と思っている気がする。現実を正しくとらえた「できない」ではなくて、そこから裂…

「人間交差点」読んでました。人生最悪の日々はたいてい「人間交差点」読んでたな。だって人生なんて痛みに満ちてるじゃないですか。

結婚かー、うらやましいな。お前らもっと悲劇的な恋愛しろよ、とか言いたくなる。愛し合っていても、素直になれなかったり、逆に遠ざけたりして、どんどん心が憂鬱になって行き、恋愛のストレスに耐えきれなくなって、好きで好きで仕方ないのだけれど「あな…

思い出

ローに入って、オリエンテーションがあった日、同じ自習室の既修の連中4人で喫茶店に行った。当時私は26歳。一人は26歳で早稲田卒、旧司のベテラン。Yと言った。一人は25歳で同志社卒、これまた旧司のベテラン、Sと言った。一人は24歳で東北大卒…

明暗

いろいろブログを巡回していて、受験生でもここまで明暗が分かれるのか、というのを実感しています。もちろん僕は「暗」の方ですけど。同期でも、現役で受かって結婚とか、君ら明るすぎるよ。一方で、さんしんしたという人もいますね。択一二年連続で落ちた…

模試を見直し中。採点基準がだいぶ分かってきた。

震災特集? 言葉を知ってる人間なら黙ってろよ。不愉快だ。

太宰読んでて思ったが、こいつ周りの人間のこと何も考えてねえよ。自分が駄目な奴だったら、何よりも周りの人たちが迷惑するんだよ。それ分かってねえな。分かってるふりだけしてる。マシな人間になる努力もせずに、ダメさ加減に酔ってるようじゃただの迷惑…

なんか辛いと思っていたら、何もせずにいたからだと判明。何もせずにいることほど辛い事はないぞよ。登記法のテキストを読み始める。かぶってる領域は、本試験の肢別で間に合わせる。一石二鳥!

元気

友達と食事に行っていろいろ吐き出してきた。あとある方からメッセージをいただいた。書士の教材が届いた。それで何となく元気が回復した。でもしばらく休もう。ランボーとか太宰とか読み返そうかな。

「最低の気分を抱いて/方法論だけを磨いた/君に憧れてた」(Syrup16g「センチメンタル」)バンプとシロップだけで俺の人生語り尽くせそうだな。

なんだこの喪失感・・・。「将来を悲観して自殺」他人事には思えなくなってきた。まあ俺は生きるけどね。何があっても。将来はあるよ。必ず。「この手は 振れない 大事なモノを落とし過ぎた」(bump of chicken「続・くだらない唄」)大事なものなんてもう残…

とりあえず

最近は気分がすこぶる悪いのですが、とりあえず、軽く休んで、日本評論社から出てる論文試験の解説を熟読し、実際に自分で書いてみるということをしようと思います。それが間に合わずに受けた模試なので、悪いのが当たり前。あとは肢別を1周。さて、他学部…

自己肯定

親父よ、ありがとう、あんたのおかげで俺は目が覚めたぜ、自己否定なんて生ぬるい、世間は総出で俺を否定しにかかっているのだ、あんたは世間の声を代弁してくれた、世間が俺を否定するなら、俺が俺を肯定しなければいったい誰が肯定するのだ、自己否定など…

軋轢

父親に今年受けないと言ったら、お前には才能がない、とか、何で公務員受けなかったんだ、とか、書士なんて不安定な職業で当てにならん、とか、散々言われた。父親は公務員が一番だと思っていて、少し偏っているが、確かに才能があるかどうかは難しい問題だ…

しばらく何もしないでいようと思う。いろんな人に「実力不足で受けられません」と言わなければならないのが憂鬱。言葉のチョイスを間違えたら怒られかねないし。登記法勉強しながら何となく本試験の勉強を続けよう。それで何となく本試験に受かろう。択一も…

すげー受けたい。本当は受けたくて仕方がないのだ。道理で昨日から焦燥感があると思ったら。早く受けて結果を出さなければ。そう思っているが、実力が足りないため断念せざるを得ないのだ。すげー受けたい。

まだ早い

暇なので受験生のブログを巡回していた。今年三回目の受験になる人のブログを見たら、相当受験勉強してるよ。一日12時間とか信じられん。俺、多分正味10時間も勉強したことないもん。判例・肢別は2・3回まわしたと言っている。ある人は、一回目の受験…